出版社内容情報
切なくてまぶしい、残酷でもどかしい、思春期(あのころ)のすべてが詰まった胸疼く青春×SF短編集。
アニメ化もされた大人気スポーツ小説『2.43 清陰高校男子バレー部』著者、デビュー20周年記念作!
病院から飛んできた青い風船に結ばれていた手紙によって、思いがけず始まった文通。そこから芽生える、淡い恋と切ない嘘の行方。「零れたブルースプリング」
全ての感覚を周囲に拡散してしまう特殊能力を持ったヒツギ。彼がボランティアとして連れてこられたのは、生まれつき、痛みや温度を感じられないイオリの屋敷だった。「ヒツギとイオリ」
誰かに「ウザい」と思われると、その場から強制的にテレポートしてしまう。中学2年生のナオは、望まない超能力に苦しんでいた。「flick out」
妻を失い、心を閉ざして生きる宮内の前に突然現れたソバージュヘアの不良少女。彼女は亡き妻の名を名乗る。「ハスキーボイスでまた呼んで」
上記4編収録。
【著者略歴】
壁井ユカコ(かべい・ゆかこ)
第9回電撃小説大賞<大賞>を受賞し、2003年『キーリ 死者たちは荒野に眠る』でデビュー。『K -Lost Small World-』『サマーサイダー』『代々木Lobe&Hateパーク』「五龍世界」シリーズ他、著書多数。高校バレーボール部を舞台にした大人気青春スポーツ小説『2.43 清陰高校男子バレー部』シリーズは既刊4作+スピンオフ短編集1作(『空への助走』)で完結。
内容説明
「この手紙を読んでくれた人がもしいたら、もしよかったら、お返事ください」―零れたブルースプリング。「もしかしたら、おまえ一人の命を引き延ばすためだけに、生まれた力…だったのかもしれない」―ヒツギとイオリ。「キツイよ…生きてるのが、もう、キツイ…苦しいよ…」―flick out。「あたしが未来を変えてみせる。自分の人生も、宮内の人生も、あたしが救ってみせる」―ハスキーボイスでまた呼んで。青春の痛みときらめきを永遠に封じ込めた、センチメンタルな短編集。
著者等紹介
壁井ユカコ[カベイユカコ]
沖縄出身の父と北海道出身の母をもつ信州育ち。学習院大学経済学部経営学科卒業。第9回電撃小説大賞“大賞”を受賞し、2003年『キーリ死者たちは荒野に眠る』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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