内容説明
私とセックスして子供を作って欲しいんです―妻子ある44歳の大学教授が、10歳近く歳下の女性弁護士から持ちかけられた相談。バリバリ仕事をこなす彼女は結婚に失敗したシングルマザー。「男性に煩わされることなく、もう一人子供が欲しい」。内閣府の検討会メンバーの二人はやがて、主宰する大臣が政治的野心で進める選択的シングルマザー計画の爼上に載せられ、国の少子化対策のシンボル的役割を担わされるのだが…日経小説大賞受賞第一作。
著者等紹介
芦崎笙[アシザキショウ]
1983年大蔵省(現財務省)入省後、税務署長、大使館、金融庁、内閣官房などの勤務を経て、財務省大臣官房審議官。2013年、女性銀行員の組織との葛藤を描いた『スコールの夜』で第5回日経小説大賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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