出版社内容情報
2030年の全世界のエネルギー消費量は現在の4割増に! そのとき、世界のエネルギー勢力図はどう変わるのか。安全保障、シェール革命、温暖化など、多岐にわたる論点を深く読み解く。解説・一橋大学橘川武郎教授。
内容説明
下巻では、藻、スイッチグラスといったバイオ燃料、風力、太陽光といった再生可能エネルギー、内燃機関の進化、電気・水素自動車といった未来の技術に注目する。いっぽうで、私たちが普段は「エネルギー源」として考えていなかった「効率」や「節約」についても解説する。これからの20年は、エネルギーの安全保障、エネルギーの公平な分配というテーマが、地球規模の問題になることは間違いない。危機や対立を生まずに、この大問題をどう解決すればよいのか?そのエネルギーの未来を形作るのは、いまの私たちの議論、行動、政策だ。本書には、その道すじが描かれている。
目次
第3部 電気時代(承前)(価格統制の崩壊;燃料の選択)
第4部 気候とCO2(氷河の変化;発見の時代;リオへの道;市場を作る;グローバルな政治目標;コンセンサスを求めて)
第5部 新エネルギー(再生可能エネルギーの再生;科学実験;輝く光の錬金術;風の謎;第五の燃料―効率;節約の溝を埋める)
第6部 未来への道(炭水化物人間;内燃機関;遠大な電気自動車実験)
著者等紹介
ヤーギン,ダニエル[ヤーギン,ダニエル] [Yergin,Daniel]
ケンブリッジ・エナジー・リサーチ・アソシエーツ会長。エネルギー問題の世界的権威。国際政治とグローバル経済にも詳しい。世界的ベストセラー『石油の世紀』でピュリツァー賞を受賞
伏見威蕃[フシミイワン]
翻訳家。1951年生まれ、早稲田大学商学部卒。ノンフィクションからミステリー小説まで幅広い分野で活躍中。トーマス・フリードマン『フラット化する世界』では、訳文の完成度の高さを評価されて第1回国際理解促進図書・優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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