内容説明
降りかかる問題は選べない。問題に向かう態度は選べる。売れない・買えない・お金ない。三重苦の創業期を乗り越え国内最大規模の食品販売サイトを築いた若手経営者による「仕事を楽しむ」秘訣とは。
目次
1 学生時代―子どもの頃、夢中になったことを思い出す
2 はじめての起業―一緒に夢中になれる仲間を見つける
3 会社勤め―いったん社会に出て学ぶ
4 開店準備―いよいよ本気の夢中を始める
5 Oisix開店―逆境こそ、楽しむ
6 危機―最大の危機も楽しむ
7 成長―小さな成功を重ねる
8 震災、その後―できることを、全部やる
FINAL STAGE で、全部楽しむ
著者等紹介
高島宏平[タカシマコウヘイ]
1973年、神奈川県生まれ。東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻修了。大学時代は、学生の国際交流活動などのサークルに熱中。大学院時代に、自らベンチャー企業を立ち上げ、インターネット事業を手がける。1998年、大学院修了と同時に、外資系コンサルティング会社のマッキンゼーに入社。Eコマースグループのコアメンバーとして活躍。2000年6月、インターネットを通じて、安全でおいしい食材を一般家庭に宅配するオイシックス株式会社を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hana@マインドサポーター
3
オイシックスの創業期はまだネット社会には程遠かったので、苦労も多かったことだろう。でも、高島社長はどんな状況でもある意味「楽しんで」いる。行動してこそ状況が動く。机上で一人で悩んでいても、何も変わらない。あと、仲間がいるってやっぱり大切だと思った。とにかく、人生、楽しんだ方がいいなと改めて感じた。2024/07/15
デューク
3
オイシックスの創業者による、仕事を楽しみ、逆境を楽しむためのヒント。 楽しみ夢中になること、仲間を集めること、自分の強みを徹底的に磨くこと、息抜きをすること、挑戦し続けること、できるまでやり抜くこと。野菜をネットを通じて宅配するという、ユニクロすらも失敗したビジネス。それを成功させたのは、書いてみれば当たり前に思えるこれらのことを徹底したからに他ならない。真新しい発見は少ないが、山ほどの逆境を乗り越えてきた筆者の言葉は静かに心に響く。挑戦を楽しむヒントがきっと見つかる一冊。おすすめ。2015/03/31
Takahiro Teruya
3
「ふりかかる問題を選ぶことはできないけど、問題に対する自分の姿勢は自分で決められる。どうせ解くなら楽しく」というメッセージが心に残りました。 Oisixの野菜が食べたくなりますね。2012/07/29
SU
2
読みやすい。創業時の手書きのノートが載って2017/12/27
いっちょむ
2
起業は困難の連続だけど,とにかく夢中になってみんなで乗り越えていく。具体的に描かれている「困難」に対し,もし自分が経営者だったらどうしただろうと考えながら読むと,大変勉強になる。しかも,筆者自身による当時の手書き分析メモがさりげなく付いている。そして,全体をとおしてさらっと読めるところに,凄みを感じる。2016/04/10