京都御所西 一松町物語

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  • サイズ A5判/ページ数 274p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532168124
  • NDC分類 216.2
  • Cコード C0021

内容説明

一条通を横切った葵祭の行列、納涼床のはしり“水上レストラン”、清少納言と和泉式部のかかわり、秀吉による寺町の引っ越し、江戸期の公家暮らしや勤王志士の記憶―。一松町に住む東洋史家による、まったくユニークな京都歴史散歩。

目次

まえがきとして 千年をこえる王城の地―京都という不思議なところ
1 京都のどまん中 京都御苑とその周辺―そこは静かなやすらぎの空間
2 御所町とその四周―歩いてゆける麗しのエリア
3 上京御所西・一松町―暮らしのなかの町角
4 葵祭の光と影―『源氏物語』が語る情景
5 次なる京都への助走―実はささやかな「花の御所」
6 過ぎし日の一条小川の記憶―“京外”の祈りと楽しみの場
7 秀吉が開いた近世・京都―豪奢・絢爛たる時代
8 幕末・明治維新と御所西一帯―日本が旋回する時
9 戦争から現在まで―その時代を生きた人たちの証言
10 一松町四季彩菜―番外編

著者等紹介

杉山正明[スギヤママサアキ]
1952年静岡県生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、京都大学大学院文学研究科教授。博士(文学)。1995年、『クビライの挑戦』(朝日新聞社)でサントリー学芸賞。モンゴル時代史研究の功績により、2003年に司馬遼太郎賞、2006年に紫綬褒章。『モンゴル帝国と大元ウルス』(京都大学学術出版会)で2007年に日本学士院賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mitei

230
京都の中心に近い一松町に纏わる歴史に触れられた。実質京都の歴史に近いなと思った。京都は応仁の乱の後、当時からの建造物は市外にしか残っていないが、地名のように人の記憶で繋がれたものは残っており、その点に感動した。2015/07/05

じょういち

2
著者同様外から来て京都に住む身としては、身近な通りや地名に隠された歴史の重層性に改めて気付かされた。ただエポックメイキング的な歴史講釈が入るのが余分。2015/06/23

笛吹岬

2
モンゴル史研究の大家が自ら住まう京のまちから見た京都の歴史。丁寧な語り口から著者の京のまちと人々への愛情が伝わる。指摘されるまで京の中心がどこかなど、考えたこともなかった。2011/12/03

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