感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴィル
1
過干渉の母親を撲殺し逃走する男子高校生「ミミズ」。隣に住む女子高生「ホリニンナ」とその友人を合わせた4人は,成り行きから携帯を渡すなどで,その逃走を助けることになる。 青少年の不安定さを,成り行きとは言え犯罪幇助に加担してしまう行動から描く。上下2巻と漫画としては短いが各話で主人公が変わる形で展開はわかりやすいテンポ良く読み進めた。2023/04/30
hayapa
0
再読。原作もマンガも、前に読んだ時はミミズにしか共感できなかった。今読むと、他の桐野作品に出てくる女性と同じように、高校生であっても4人が強い個性を持っていることがわかる。(まだ親の存在が大きいのは仕方ないが。)唯一、親が出てこないキラリンが魅力的に見えてしまった。2010/03/06