潮文庫<br> 漱石センセと私

個数:
電子版価格
¥829
  • 電子版あり

潮文庫
漱石センセと私

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月20日 05時20分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784267022678
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

夏目漱石が松山時代を過ごした下宿先の孫娘「より江」は、幼い頃から漱石夫妻や正岡子規に可愛がられ、美しい才女へと成長。医学生だった久保猪之吉と出会う―。『吾輩は猫である』に登場する雪江のモデルとされ、泉鏡花、柳原白蓮とも親交のあった俳人・歌人の久保より江。明るくしなやかに生きる少女の物語を、高浜虚子、寺田寅彦ら錚々たる文化人との逸話を盛り込みながら、情緒豊かに描き出す。

著者等紹介

出久根達郎[デクネタツロウ]
1944年、茨城県生まれ。古書店を営むかたわら作家活動に入る。92年『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞、93年『佃島ふたり書房』で直木賞、2015年『短篇集 半分コ』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

80
センセ夫妻はもとより、升、清、寅彦、鏡花など。升と愚陀仏が、より江の”文字”の世界の入口となり、その文字が猪之吉との絆を深めた。センセ夫妻の試練と、より江の死相が話の骨格を成す、一見暗くなりがちな話の展開。対照的に、”黒猫”に安全を祈願する2度の別れの場面は温かい。印象的なのが、センセと清と手をつないで、画集を買いに行く件。贅沢な絵面だなぁ、これ。『我輩』や『星の歌舞伎』なども、自然な成り行きという感。舒文堂をネットで確認。いつかは訪れてみたいものだ。「海鼠」は既知ではあるが、改めて”らしさ”を感じる。2021/05/12

ikedama99

9
途中休みながら読んだからか、印象が散漫になったのは残念。猫が狂言回しで出てきたりしながら、漱石と夫人の姿、それを取り巻く人たちの話がある。若い漱石と夫人の姿は、今までのイメージとは違った。特に、夫人のイメージが違った。夫婦としてしっかりと生き抜いた印象がある。漱石についてより知りたくなった。2021/11/12

Masako33

6
久保より江さんのことはこの本で初めて知ったが、漱石や子規から可愛がられたということなので、鋭い文学的感性を持った魅力的な女性だったのだろう。全体的に軽めで、特に猪之吉さんとのエピソードは少女漫画のようだったが、立春前の陽気にも合って楽しい気晴らしになった。2021/01/30

次へ

4
無垢な少女が文通を通じて温め育んだ恋心を実らせ、賢い妻として夫の心を支えた物語。ヨリヱの母や祖母の結婚エピソードなど、なかなかドラマチックで面白かったですが、ヨリヱ自身の方はもうひとつ、クライマックスに盛り上がりが欲しかった気がします。2021/02/03

図書館小僧

3
漱石が松山時代に下宿していたお屋敷の娘さんが主人公。彼女から見た若き日の漱石…と思って手に取ったのだけど、それは序盤でお終い。彼女が久保猪之吉と結婚するまでの半生が主題だった。2023/03/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17019226
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品