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人類の議会〈上〉―国際連合をめぐる大国の攻防

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532166397
  • NDC分類 319.9
  • Cコード C0031

内容説明

19世紀、英国の詩人テニスンは、過去数百年にわたって繰り返された戦争に心を痛め、世界平和を実現するために国家の主権を超えた国際機関―「人類の議会」が必要だと訴えた。国連(国際連合)は、この崇高な理念に共鳴した人々によって創設された、史上類を見ない機関である。だが、大国の利害に翻弄される苦難の歴史は、誕生直後から始まっていた…。世界的ベストセラー『大国の興亡』で知られる歴史学者ケネディは、国際連盟の誕生前夜から筆を起こし、幾多の戦争や国際情勢の変化が、国連にいかなる影響を及ぼしたかを描く。また、安全保障理事会など国連諸機関の実態も詳細に紹介。北朝鮮問題や安保理常任理事国入りなど、日本外交の重要課題にも貴重な洞察を与える話題作。

目次

第1部 起源(新世界秩序に向けての困難な歩み―一八一五年‐一九四五年)
第2部 一九四五年以降の国連諸機関の発展(安全保障理事会の難問;平和維持と平和執行;経済的課題―北と南)

著者等紹介

ケネディ,ポール[ケネディ,ポール][Kennedy,Paul M.]
イェール大学歴史学部教授、同大学国際安全保障研究部長。現代最高の歴史学者として知られる。1945年イギリス生まれ。ニューキャッスル大学で歴史学を学び、70年、オックスフォード大学で博士号取得。プリンストン大学高等研究所上級研究員などを経て現職。軍事史、外交史、国際関係論の世界的権威で、英王立歴史学会、米芸術科学協会などの会員でもある。87年に発表した『大国の興亡』は世界各国で話題を呼び、日本でも大ベストセラーを記録した。また95年にはガリ事務総長(当時)の要請で、国連総会に設置された「国連の未来」研究作業部会の共同議長もつとめた

古賀林幸[コガバヤシサチ]
津田塾大学英文科卒。ボストン大学大学院修士課程修了。中央公論社、米国大使館広報局などを経て恵泉女学園大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じろう

1
朝鮮戦争で国連軍が組織できたのはたまたまソ連が安保理を一時的にボイコットしていたためらしい。この本の記述によると常任理事国が自ら平和的解決の対象となる紛争の当事者である場合それが平和への脅威となる紛争である時拒否権を行使できないとある。ロシアに対して適応できないだろうか。2023/02/01

かじやん0514

0
まだ上巻なんだけど、うーん、面白くないなぁ。なんというか、アクターが国家にほぼ限られているので、その行動を規定する経済や社会の構造や、運動(平和運動なんて無視できないだろうに)があまりないのはちょっと…という感じ。2013/11/04

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