内容説明
子どもと接する楽しさ・大変さ、日本の子育て環境の良いとこ、悪いとこ…働き盛りのパパが体験した、とびきりユニークな1年間。
目次
1 こうしてパパは、育休を取った(育休を決めたいきさつ;育休決断後の変化 ほか)
2 「無理しない育児」がモットーです(ノロウイルスの来襲;ウンチ、その傾向と対策 ほか)
3 心配と苦労と、楽しさと(育児パパは門前払い?;年度の区切りに考える ほか)
4 子どもと親とが育つのだ(育休延長?;雨の日の達成感 ほか)
5 育休最後の日に考える(復帰間近に;どこの保育園にするのか ほか)
著者等紹介
山田正人[ヤマダマサト]
1967年10月生まれ。1991年4月経済産業省入省。2004年11月から一年間育児休業。現在、経済産業省商務流通グループ参事官室課長補佐(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふろんた2.0
10
育児休暇を男性が取るということについて、特に周囲の人たちからどのように見られるかという点で参考になった。育児の主体が女性であることが圧倒的に多いため、男性がやるだけで何かと目についてしまう。業種によるが、男性職場に女性がぽつんといるのと同じ状況だ。文章もくだけてはいないものの率直に書かれていて、好感が持てた。2012/11/24
よっち
5
育児あるあるネタ満載で、爆笑!さらに、男性目線なのが新鮮でした。阿部寛主演のドラマ、アットホームダッド風。パパにこそ、読んで欲しい1冊です。2014/07/21
ayyasui1985
4
やはり夫には育休をとってもらう意味があると感じさせられた一冊2017/06/10
速水 舞
2
ともに国家公務員として働く山田夫婦。三人目の子供ができたが、妻は仕事が抜けられず、代わりに夫が育児休暇をとることに。女性ばかりの育児の現場で奮闘するパパさんのノンフィクション。…思ったんですが、少子化対策に反対している男性はもちろん、賛成している男性も一度育休をとってみたらいいのでは?と思ってしまった。そうすれば、育児の大変さもわかるでしょうし、的外れな政策もなくなるのでは?しかも、ある程度キャリアがある人がとれば第一子が生まれる若手の男性も取りやすいよな~。と簡単に話は進まないとは思いますがね。2015/11/23
takizawa
2
経産省のキャリア官僚が育休取得したときの記録を綴った本。2006年出版だけど今読んでも何の違和感もない。男性視点での育児を語ることで、ジェンダーや子育て政策を考えるきっかけになる良書。夜飲み歩いている奥さんに早く帰ってきて!と怒ったあとに我が身を振り返るエピソードとか保健所の職員にお役所仕事だな!と毒づくあたりが笑える。小難しいことは抜きにしても子育ての楽しさが伝わる本なので若い人にはぜひおすすめしたい。2015/10/11