内容説明
運を呼ぶにはコツがあるホームラン打者になれなくても、ここ一番でしぶとい男になれ!日経スポーツ面の人気辛口コラム集大成。
目次
1 攻めの心得(勝負強いヤツと弱いヤツ;勇気と蛮勇の違い;頼りになるのは「感性」と「勘」;勝負強いヤツらに管理はいらない ほか)
2 守りの心得(見かけで損をするな;師はどこにでもいる;何事も一期一会と心得よ;プレー、すなわち「遊び」 ほか)
著者等紹介
豊田泰光[トヨダヤスミツ]
1935年茨城県生まれ。水戸商業を経て53年西鉄ライオンズ入団、新人王。56年首位打者。同年から西鉄は3年連続日本一に。63年国鉄スワローズに移籍、69年現役引退。通算打率2割7分7厘、263本塁打。ベストナイン6回、オールスター選出9回。72年近鉄コーチ。その後、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞の野球評論で活躍。2006年野球殿堂入り(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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再び読書
11
洞察力に優れたこんな人が本来コミッショナーやフロントにいれば、もっとプロ野球も面白くなると思う。また、彼が選手時代の道具のこだわりにも考えさせられる。日本は豊かになって、大事な物を失った事が良くわかる。物を大事に思う心、豊かになりたいと思う向上心、ひたむきな努力により結果を得られる喜び、工夫する楽しさ、枚挙すればきりが無い。まさに、日本もチェンジアップが必要かも知れない。稲尾氏のエラーする三遊間に配慮して、「内角に配球が偏っていたのを注意してくれた」との表現が憎い。それだけコントロールの良い証明ですが。2015/05/31
£‥±±
4
豊田氏が野球殿堂入りした年に出たエッセイ集。 いわゆるゴーストライター無しで描く元スポーツ選手の先駆けの御一人だった。 題名より直球の直言が多い印象だがやはり何度も同じ話だと分かっていても西鉄ライオンズ時代の話が面白い。 後、野球界のジェネレーション・ギャップについて語る項も多い。2020/10/22
きのやん
1
名著。少なくとも野村克也と同等にはこの人は評価されるべきだ。2015/01/07
こうきち
1
過去と現代の一流野球選手や、選手が置かれている環境などを比較しながら現代野球の問題点を語っている。