パリの仕組み―ファッションで頂点を保つ理由がここにある

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パリの仕組み―ファッションで頂点を保つ理由がここにある

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532164744
  • NDC分類 589.2
  • Cコード C0034

内容説明

「パリ」というブランドを手に入れたとき、デザイナーは成功を約束される。フランス政府やファッション企業の関係者たちが努力を惜しまなかった。ファッションの制度化を解き明かす。

目次

第1章 「パリ」を利用する若手日本人デザイナーたち(世界が注目する日本のストリートファッション;SPAとインディーズブランド ほか)
第2章 ファッションの戦場「パリ」(ルイ十四世とファッション文化の幕開け;宮廷に仕えるギルドの仕立て職人 ほか)
第3章 「パリ」の守り手たち(一九七三年に設立オートクチュール・プレタポルテ連合協会;オートクチュールとプレタポルテ 中間のデミクチュール ほか)
第4章 「パリ」を制した日本人デザイナー(プレタポルテを組織化する動きに乗る;パリ・オートクチュール組合への入会と特権 ほか)
第5章 日本のファッション制度の未来(共同でつくり上げるファッションの「箱」;日本のファション企業団体の力不足 ほか)

著者等紹介

川村由仁夜[カワムラユニヤ]
社会学博士。1963年チェコスロバキア生まれ。高校まで、ソ連、オーストラリア、インド、ルーマニア、オーストリアで過ごす。上智大学外国語学部英語学科を卒業後、文化服装学院、キングストン・ポリテクニック、FIT(ニューヨーク州立ファッション工科大学)でファッションデザインとパターンを学ぶ。2001年にコロンビア大学大学院社会学科で博士号(Ph.D.)を取得。1990年から92年まで日本経済新聞アメリカ社ニューヨーク米州編集総局に勤務。現在はFITで「社会と服装」を教える
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

326
タイトルには「仕組み」とあるが、パリのファッション業界の複雑な構造と、そこで日本のデザイナーたちがいかに成功を勝ち得て行ったかを解き明かす。著者はコロンビア大学で学位を取得し、現在はニューヨーク州立ファッション工科大学で「社会と服装」を講義する。服飾社会学といったところか。パリは単にファッション業界の中心の一つであるにとどまらず、強い求心力を持っている。この地で成功して初めて本物のデザイナーであると認められると考える人も少なくない。歴史と伝統も、そして今に至るも確信性もまた十分に有しているのである。2022/09/18

読書家さん#cawdKC

1
アバンギャルド ①芸術の慣習・規則の再定義 首の穴や袖が複数ある 西洋文化が欠如していることが、普遍的なファッションをつくる武器 ②新しい道具やテクニックの使用 手織の不完全さ 切りっぱなしのデザイン ③作品の本質の再定義 典型的な女性らしさ、セクシーさを否定した「フェミニズム的」なスタイル。自立した女性のための服2021/03/19

shio

0
結構面白かったです。2012/01/21

さめはだ

0
森いずみのばあちゃんは凄いって話 

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