内容説明
「パリ」というブランドを手に入れたとき、デザイナーは成功を約束される。フランス政府やファッション企業の関係者たちが努力を惜しまなかった。ファッションの制度化を解き明かす。
目次
第1章 「パリ」を利用する若手日本人デザイナーたち(世界が注目する日本のストリートファッション;SPAとインディーズブランド ほか)
第2章 ファッションの戦場「パリ」(ルイ十四世とファッション文化の幕開け;宮廷に仕えるギルドの仕立て職人 ほか)
第3章 「パリ」の守り手たち(一九七三年に設立オートクチュール・プレタポルテ連合協会;オートクチュールとプレタポルテ 中間のデミクチュール ほか)
第4章 「パリ」を制した日本人デザイナー(プレタポルテを組織化する動きに乗る;パリ・オートクチュール組合への入会と特権 ほか)
第5章 日本のファッション制度の未来(共同でつくり上げるファッションの「箱」;日本のファション企業団体の力不足 ほか)
著者等紹介
川村由仁夜[カワムラユニヤ]
社会学博士。1963年チェコスロバキア生まれ。高校まで、ソ連、オーストラリア、インド、ルーマニア、オーストリアで過ごす。上智大学外国語学部英語学科を卒業後、文化服装学院、キングストン・ポリテクニック、FIT(ニューヨーク州立ファッション工科大学)でファッションデザインとパターンを学ぶ。2001年にコロンビア大学大学院社会学科で博士号(Ph.D.)を取得。1990年から92年まで日本経済新聞アメリカ社ニューヨーク米州編集総局に勤務。現在はFITで「社会と服装」を教える
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