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ゴールド―金と人間の文明史

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  • サイズ B6判/ページ数 522p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532163952
  • NDC分類 337.31

内容説明

自らの身体にふれたものが黄金になるようにとの願いを聞き入れられ、愛娘を抱きしめたときにその過ちに気づいたミダス王。蓄財に溺れ、溶かした金を喉に流しこまれて殺されたローマ帝国の大富豪クラッスス。リンゴの動きは正確に予測したが、金の価格の予測には失敗した最後の魔術師アイザック・ニュートン。経済力が後退するなかで金本位制への復帰に執着し、ケインズに批判されたモンタギュー・ノーマン英中央銀行総裁。そして、金を所有すれば経済は安定し、国家は優位に立てると思い誤ったシャルル・ド・ゴール…。権力、美と安全、富そして永遠の生命のシンボル、究極の貨幣として古来栄光の歴史を歩んできた金(ゴールド)。人間の歴史は、この金とともにある。だが、金をあがめ、その絶対的な力に囚われた人間はいつも間違い、その願いはかなえられず、悲惨な結末を迎えてしまうのだ…。金と人間との終ることのないドラマを、古今東西にわたる驚嘆すべき幅広いエピソードと深い洞察力をもとに描き出す。固定観念に囚われた人間が陥る悲劇と、その愚かさをウィットに富んだ表現で浮き彫りにする歴史物語の傑作。

目次

つねに貴ばれてきた金属(万難を排して金を手に入れよ;ミダス王の願いごとと偶然の産物;ダレイオスの浴槽とガチョウの鳴き声 ほか)
勝利への道(生命を奪う毒と私的通貨;アジアの墓場と憲宗の偶然の発明;大改鋳と最後の魔術師 ほか)
栄光からの転落(ノーマン・コンクェスト;一時代の終わり;超越的な価値 ほか)

著者紹介

バーンスタイン,ピーター・L.[バーンスタイン,ピーターL.][Bernstein,Peter L.]
1940年ハーバード大学卒業。在学中、レオンチェフなどの教えを受け、ハイルブローナーと最優等を競う。ニューヨーク連銀をへて陸軍航空隊、戦略サービス局(OSS)に勤務。戦後、ウィリアムズ大学、ニューヨーク共同銀行をへて1951年、投資顧問会社バーンスタイン・マコーレーに勤務。65年同社代表。73年にはピーター・L・バーンスタイン社を興し、コンサルティング活動を続ける。全米および世界各地で講演経験を持ち、金融界から圧倒的な賞賛を受ける。経済学的素養、分析力と歴史家の目を兼ね備える。日本や米国でベストセラーになった『リスク』(Against The Gods、日経ビジネス人文庫)のほか、多数のすぐれた著作がある

鈴木主税[スズキチカラ]
翻訳家。1934年生まれ。ウィリアム・マンチェスター『栄光という夢』で翻訳出版文化賞受賞

出版社内容情報

書名