内容説明
生活道路に入り込む自動車、緑は多いが不便なニュータウン、高さがバラバラの商業ビル、進まぬ老朽建物の更新―。なぜこんなことになってしまったのか。私たちにできることは何なのか。
目次
序章 都市再生とは何だろうか
第1章 日本の街のどこがおかしいのか
第2章 都市再生の仕組みをつくる
第3章 建築規制のあり方を変える
第4章 公共空間や未利用空間を活用する
第5章 私たちはどんな街を目指すのか―都市再生のエリア別イメージ
第6章 一人ひとりが始める街の再生
著者等紹介
青木仁[アオキヒトシ]
1952年東京・墨田区生まれ。東京大学大学院修士課程修了(中世ロマネスク建築史専攻)、建設省入省。住宅局地域住宅計画官を経て、都市基盤整備公団再開発部次長兼居住環境整備部次長
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感想・レビュー
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とりもり
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話題のほとんどは、スカイラインを揃えるための施策であり、著者が考える「ちぐはぐでない」街のイメージがそこにあるのは間違いない。問題のある規制として、道路幅と斜線制限が何度もやり玉にあげられる。また、都市規模居住システムとして、マンションとテラスハウスを高く評価する一方、一戸建て志向は現状にそぐわないと全面的に否定する。納得できる主張もあるが、著者のイメージする都市の規模がはっきりせず、コンパクトシティには妥当しても、東京のようにスプロール化した都市には無理がある内容。最後は自助努力という結末もどうかと。2011/12/02
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