インフレ・ターゲティング―物価安定数値目標政策

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  • サイズ B6判/ページ数 129p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532149482
  • NDC分類 338.3
  • Cコード C0033

出版社内容情報

書名

内容説明

この方策をいますぐ採らずして、わが国経済の再生はあり得ない!斯界きっての論客が鋭く、かつ平明に説く。

目次

1 インフレ・ターゲティングとは何か(金融政策の新しい枠組みである;どこがすぐれているのか;インフレ・ターゲティングの具体策 ほか)
2 デフレ・スパイラル危機とインフレ・ターゲティング(デフレが深刻化する日本経済;日本はもうデフレ・スパイラルに突入している;お金を借りている人が不当に損をすることを防ぐ ほか)
3 インフレ・ターゲティング導入の論点(インフレを起こすことはできるのか;逆にインフレを止められなくなるのではないか;金融政策にできることには限界がある ほか)
4 反論に対する反論(想定問答)
付録 日本の金融システム再建のための緊急提言

著者等紹介

伊藤隆敏[イトウタカトシ]
1950年生まれ。1975年一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。1979年ハーバード大学経済博士号(Ph.D.)取得。ミネソタ大学准教授、一橋大学経済研究所助教授、IMFアドバイザー、大蔵省副財務官を経て、現在、一橋大学経済研究所教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夕刻

1
伊藤隆敏の初のリフレ書。本書ではインフレターゲットのことを物価安定数値目標政策と呼んでいるが内容はインフレターゲットそのもの。フレームワークから、他国との比較、想定される疑問に対する解答と、リフレ初心者にも易しい構成になっております。2011/09/23

kurosuke

0
ジメジメした夜は懐かしの伊藤先生のインフレターゲッティングを。わかりやすい名著(^○^)2013/06/15

うめまる

0
ちょうど黒田日銀が発足したタイミングで読んだけど、この本見て金融政策の方針立てたんちゃうか!?というくらい的中してた。市場のインフレ期待に働きかけるため、具体的な数値を示し、「何でもやる」など固い決意を表明することで市場とコミュニケーションを取ることが必要、というところなんかはまさにアベノミクス。インフレターゲット導入は、政策の透明性と日銀の説明責任を高めるという点で、むしろ日銀の独立性を確保するというところも納得したなぁ。インフレになると年金受給者が困るのでは?という問いには「物価スライド」で反論。2013/03/22

jun

0
古いverの本なので、取り扱っている事例が2001年であることはちょっと不満(仕方ないけど)。また経済にあまり詳しくない方向けの本なので、もう少し突っ込んだ議論を聞きたかった。例えば日銀の長期国債の購入が財政規律を緩める、長期金利が急騰するのでは?という批判に対し、日銀のこれらの政策により政府当局の危機感が薄れ、財政規律が緩むことは考えづらい、格付けが下がったのは財政問題もあるが、景気が回復しないことも影響している程度の記述で終わっている。日本を代表する経済学者のもっと専門的な話が聞きたかった。★★☆☆☆2013/03/03

とおる

0
10年前の本ですが、FRBが目標を設定、日銀も検討しているこのタイミングで読むと大変勉強になりました。指標の読み方など、初歩的なことから説明してくれ、よく理解できました。2012/02/13

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