出版社内容情報
ゲノム解析、遺伝子治療など新しい流れの中で、日本の医療・医薬界は危機的状況にある。金鉱脈である遺伝子つまり「黄金のDNA」を掘り当てるために、大学医学部や製薬企業はいかなる改革をすべきか提言する。
内容説明
先端医療、先端医薬の分野で日本躍進への具体策を緊急提言!研究システムを複線化しリサーチパークを設立すれば、大学と企業の境界領域で両者が対等の関係に立って、より桑軟に協力することが可能となる。大学の創造的な研究グループと企業のベンチャー型研究グループが対等に交流し、官尊民卑の土壌を消滅させ、21世紀のライフサイエンス時代にふさわしい先端研究ハイウエイのネットワークを構築しなければならない。
目次
プロローグ―ライフサイエンスから先端医療ビッグバンへ
第1章 大学改革から先端医療ビッグバンへ(日米比較からみた先端医療体制;実践的医学教育改革案;大学と産業界の提携 ほか)
第2章 先端医療ビッグバンを担うバイオベンチャー(日本でなぜバイオベンチャーが起こらないか;これがアメリカン・ベンチャーだ)
第3章 先端医療アドベンチャー(日本もアドベンチャーから;二十一世紀の創薬、医療革命への挑戦;追い込まれる日本の医薬品産業)
第4章 二十一世紀の医療へ(医療研究と先端医療ビッグバン;黒船ICHを迎える;医薬品産業の未来)
エピローグ―先端医療ビッグバンへの緊急提言