金融危機の行動経済学―投資家心理と金融の脆弱性

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金融危機の行動経済学―投資家心理と金融の脆弱性

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  • サイズ A5判/ページ数 243p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784532135126
  • NDC分類 338.01
  • Cコード C3033

出版社内容情報

「行動経済学の歴史に残るマイルストーン」(ダニエル・カーネマン、ノーベル経済学賞受賞者)
イエレン、シラー、ウッドフォードら著名経済学者もこぞって推薦!
なぜ、最も聡明な人々さえ間違うのか? 行動経済学、心理学の最新研究をもとに、人々の信念と期待の誤りが生み出す金融危機、景気サイクルの構図を解き明かす。合理的期待仮説」を超える理論的枠組みを提示。

「金融メルトダウン、信用サイクルの根本的な原因を明らかにするすばらしい分析だ。……合理的期待仮説の先へと導く書だ」(ジャネット・イエレン財務長官、前FRB議長)
「この本は経済学の前提を、まさに核心部分に至るまで揺るがすものだ」(ロバート・シラー、ノーベル経済学賞受賞者)
「本書は、行動経済学を実験室から持ち出し、現実の世界で機能するようにした傑作だ」(マイケル・ウッドフォード、コロンビア大学教授)

■2008年9月のリーマンの倒産は、投資家、金融当局にとって意外な驚きだった。彼らは景気拡大が続く、という強い見通しをもっていたからだ。政府はリーマン倒産後、経営危機に陥った他の金融機関の救済に動いたが、戦後最悪の景気後退を防ぐことはできなかった。なぜ、金融危機は起こったのか?
■それは、米連邦準備理事会(FRB)をはじめとする政策当局、銀行など金融機関、プロの投資家、ほとんどの市場参加者が誤った信念に囚われていたためだ――。二人のすぐれた著者が、人々の信念がどのようにして金融市場を動かし、信用とレバレッジの拡大に結びつくのか、経済を大きな危機にさらすことに至るのかを明らかにし、金融危機と経済リスクの本質について再考を迫る。
■本書は、リーマン倒産、続いて起こった金融市場のメルトダウンの経緯を明らかにし、住宅購入者、投資家、政策当局の信念が不安定化をもたらしたことを新しいエビデンスを示して解明する。最新の心理学、行動経済学の研究成果をもとに、なぜ、金融危機が多くの人々にショックをもたらしたのか、金融と経済の不安定性はどう続くのか、信用サイクル、景気サイクルはどう生じるのかについて、新しい見方を提示する。
■最も聡明な市場参加者、政策当局者たちも、経済リスクの広がりを十分理解していなかった背景を示すとともに、今日の予想しがたい金融市場の動きを理解するためのフレームワークを提示する。金融市場を理解したい人々にとって必読書。

内容説明

本書は、リーマン倒産、続いて起こった金融市場のメルトダウンの経緯を明らかにし、住宅購入者、投資家、政策当局の信念が不安定化をもたらしたことを新しいエビデンスを示して解明する。最新の心理学、行動経済学の研究成果をもとに、なぜ、金融危機が多くの人々にショックをもたらしたのか、金融と経済の不安定性はどう続くのか、信用サイクル、景気サイクルはどう生じるのかについて、新しい見方を提示する。最も聡明な市場参加者、政策当局者たちも、経済リスクの広がりを十分理解していなかった背景を示すとともに、今日の予想しがたい金融市場の動きを理解するためのフレームワークを提示する。金融市場を理解したい人々にとって必読書。

目次

第1章 2008年の金融危機
第2章 市場関係者は何を考えていたのか
第3章 金融危機の「リスク軽視」モデル
第4章 金融市場における外挿
第5章 代表性と顕出的信念
第6章 顕出的期待と信用サイクル
第7章 未解決の問題
補遺 証明

著者等紹介

ジェンナイオーリ,ニコラ[ジェンナイオーリ,ニコラ] [Gennaioli,Nicola]
ボッコーニ大学(イタリア)ファイナンス教授。ボッコーニ大学卒業、ハーバード大学大学院修了、2012年より現職。行動経済学、ファイナンスを主な研究分野とする

シュライファー,アンドレイ[シュライファー,アンドレイ] [Shleifer,Andrei]
ハーバード大学経済学部教授。ハーバード大学卒業、マサチューセッツ工科大学経済学Ph.D.。コーポレート・ガバナンス、法と経済、制度経済学、行動ファイナンスと研究分野は幅広い。近年は行動ファイナンスに関連する研究が多い。Quarterly Journal of Economicsエディター

貫井佳子[ヌキイヨシコ]
翻訳家。青山学院大学国際政治経済学部卒業。証券系シンクタンク、外資系証券会社に勤務後、フリーランスで翻訳業に従事。日本証券アナリスト協会検定会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Hiroo Shimoda

9
誰も彼も足元の成長率を外挿する傾向があるというのは納得感。気をつけねば。2021/09/25

トダ―・オートマタ

0
投資は楽観的なニュースによって 過度に楽観的になり、現実にリスクが顕在化すると それが逆方向にいくとされる。 楽観的なニュースは正しいとしても、それを過剰に評価しすぎ リスクを軽視している側面があるという。 アナリストもそのバイアスからは逃れられないと感じる。 本書で出てくる計算書は正直難しいと感じた2023/07/16

numainu

0
評価C2022/11/03

も、な、

0
代表性ヒューリスティック 顕出的期待モデルー過剰な反応

SQT

0
人は良いニュースに過剰に反応するので、業績が良いときはその増加率が続くことを予想するが、実際は平均回帰するので、リターンは低下する。また、このニュースへの過剰反応は良い方にも悪い方にも働き、かつ、最新のものに強く働くために信用サイクルが動いていく。リーマンショック時には、プーリングという住宅ローンを証券化して分散したものを各金融機関は集めていたが、それによってリスクを軽視していたため、各行が被害を受けた(リスク軽視→固有リスクもある証券を過剰に売り出す→デフォルト→金融機関は流動性がなくなっているので清算2021/04/23

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