出版社内容情報
地政学リスクに満ちた朝鮮半島。その将来をケント・カルダー氏をはじめとするベストメンバーが最新状況を踏まえて分析する決定版。
内容説明
北朝鮮のミサイル実験、トランプ政権、韓国の政権交代―。トリプル・リスクに直撃された朝鮮半島。当事国の北朝鮮と韓国、それに日米中ロなどの主要関係国の変化が重なり、最近では例を見ない大きな転機を迎えようとしている。ケント・カルダー教授、Y・C・キム名誉教授はじめ主要関係国の一流の研究者が一堂に会し、緊迫の半島情勢を徹底的に分析した決定版。
目次
爆発寸前の21世紀の火薬庫
北東アジアの地政学ゲーム―朝鮮半島をめぐる新たな大国関係
トランプ時代で激変する米朝、米韓関係―政権交代が招く新たな変化
中国の朝鮮半島政策のジレンマ―対北朝鮮、対韓国関係の再構築
ロシアの新東方政策は何をもたらすか―プーチン政権の地政学的アプローチ
金正恩核態勢の形成―地域的措置の限界と集団安保の効用
修正迫られる北朝鮮の経済・核並進路線―独自の軍産複合体と広がる市場経済
北朝鮮の外資導入政策の問題点―中国との段階比較
日朝経済関係 知られざる歴史と展望―貿易投資の変遷と懸案解決後の準備
北朝鮮経済体制の変化をどう誘導するか―戦略的思考による改革の環境整備
経済制裁の論理と限界―北朝鮮政策への含意
朝鮮半島の激動への備えと戦略の再構築―人口減少と統一をにらむ北朝鮮政策
著者等紹介
小倉和夫[オグラカズオ]
1938年生まれ。東京大学法学部、英国ケンブリッジ大学経済学部卒業。62年外務省入省。北東アジア課長、経済局長、外務審議官、駐ベトナム大使、駐韓国大使、駐フランス大使などを歴任。2003‐11年独立行政法人国際交流基金理事長、2011‐13年東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会評議会事務総長。現在、国際交流基金顧問、青山学院大学特別招聘教授、日本財団パラリンピックサポートセンター理事長
康仁徳[カンインドク]
1932年平壌生まれ。58年韓国外国語大学ロシア語科卒業。62年韓国中央情報部(KCIA)に入り、海外情報局長、北朝鮮情報局長、心理戦局長などを歴任。70年代に南北協議を行う韓国政府の南北調節委員会代表メンバーとして訪朝。金大中政権下の98年3月から99年5月に統一相。現在は慶南大学極東問題研究所碩座教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えちぜんや よーた
Haruka Fukuhara
お抹茶
チェりる
yasu7777