出版社内容情報
企業の意思決定ツールとして有効なコーポレート・ファイナンス。配当政策や世界展開、M&Aなど経営戦略に活かす具体的方法を解説。資金をどこから調達し、どうやって運用するかはビジネスの基本。経営の効率性と収益性を高め、企業価値の向上を目指すのがコーポレート・ファイナンスだ。
このツールを有効に用いることで企業は経営戦略を客観的に評価でき、企業価値の持続的な向上という目的に合致した戦略的な意思決定を行うことができる。資金調達と経営戦略に整合的であるか否かも判断できるため、先進企業を中心に活用が進んでいる。
本書では、経営戦略を立て実行する上でコーポレート・ファイナンスをどのように活用すればよいかを明らかにする。
配当政策やグローバル展開、M&Aの実行など、テクニカルな事柄ではなく全社的なイシューにテーマを絞り、より経営判断に近い事例が中心となる。
コーポレート・ファイナンスの基本的な考え方を理解すれば、それを応用することで多様な現象を自分の頭を使って理解・分析できるようになる。多様な現象に振り回されないための思考の座標軸を獲得することが本書の目的である。また、ビジネスマンにとっても面白いような記述を心がける。
序 CEOの悩み
? なぜ、日本企業の利益率は低いのか?
? ペイアウトか成長戦略か
? M&Aに挑むとき
? 資本市場との付き合い方をどうするか
? 揺らぐ企業理論
中野 誠[ナカノマコト]
一橋大学大学院商学研究科教授・博士(商学)
1968年東京都生まれ。90年一橋大学卒業、95年一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。その後、横浜市立大学助教授、ルーヴァン・カトリック大学客員助教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授を経て2009年より現職。この間、ASBJ無形資産専門委員、日本銀行金融研究所客員研究員、シドニー大学ビジネススクール客員研究員を兼任。主著は『業績格差と無形資産』(東洋経済新報社、2009)、『日本企業のバリュエーション』(中央経済社、共編著、2009)、International Perspectives on Accounting and Corporate Behavior. (Springer、共編著、2014)など
内容説明
経営が見える!企業価値向上のツボがわかる!資金調達、事業投資、M&A、株主への利益還元―財務戦略を客観的に評価し、意思決定につなげる実際をやさしく解説。
目次
序 CEOの悩み
1 なぜ、日本企業の利益率は低いのか?
2 ペイアウトか成長投資か
3 M&Aに挑む時
4 資本市場との付き合い方をどうするか
5 揺らぐ企業理論
著者等紹介
中野誠[ナカノマコト]
一橋大学大学院商学研究科教授・博士(商学)。1968年東京都生まれ。90年一橋大学卒業、95年一橋大学大学院商学研究科博士課程単位取得。横浜市立大学助教授、ルーヴァン・カトリック大学客員助教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授を経て2009年より現職。この間、ASBJ無形資産専門委員、日本銀行金融研究所客員研究員、シドニー大学ビジネススクール客員研究員を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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