内容説明
とにかくとっつきにくい会社の数字。決算書の読み方から管理会計、経営分析の初歩に至るまでを、クイズ形式でやさしく解説します。難しい用語はいっさいなし。実例を使ったクイズを解くだけで、会社数字を読むポイントがつかめるようになります。行動経済学や「孫氏の兵法」など、豊富なテーマのクイズを収録。企業や個人の行動が、具体的な数字にどうつながっているのかが見えてきます。
目次
1 まずは、心の会計=行動経済学からスタート
2 「儲けるための管理会計」の基本編
3 いまこそ学びたい管理会計・プライシング編
4 損益計算書から儲けの構造を読む
5 貸借対照表から会社の規模と財務体質を読む
6 キャッシュフロー計算書からカネの流れを読む
7 知らぬ間に職場に影響を与えている数字あれこれ
8 M&Aと効率経営の分析
9 「孫子の兵法」に数字管理の極意を学べ
著者等紹介
田中靖浩[タナカヤスヒロ]
田中公認会計士事務所所長。1963年三重県四日市市出身。早稲田大学卒業後、外資系コンサルティング会社などを経て現職。中小企業向け経営コンサルティング、経営・会計セミナー、講演、書籍の執筆、新聞・雑誌の連載などで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぴえろ
42
会社の数字というと決算書と財務諸表の見方など分かりやすいようでいきなり専門用語から入るので挫折する人が多い。そんな人に向けたクイズ形式での入門書。行動経済学、管理会計、損益計算書に貸借対照表など。この本をきっかけに興味があるところを学ぶのにはよいかも。「孫子の兵法」に学ぶ数字管理、というのもあって面白い。2021/08/22
ビイーン
31
クイズ形式のお陰で肩肘張らないで会計の本が楽しめた。万人受けするように作り込まれている。行動経済学って割と面白い。2021/02/28
犬こ
11
クイズで学べる会社の数字。ソフトバンクは海外での売上はどんなもん?マクドナルドは100円バーガー以降は儲かった?雑誌に高級時計の広告があるのはなぜ?などなど、あ~そうだったんだ!と為になり、楽しくクイズができます。値下げは簡単だけど、その後どうなるか。プライシングも意識できるようになります。2015/02/04
bakky
8
行動経済学って何?この本を読んで興味を持ちました。商品を完売したのに怒られたのはなぜ?ニトリと資生堂の決算書は?マイナスを△表示するのはなぜ?などなど。身近な話題から会計や経済を見る面白い本でした。1つの話題が2ページなので、隙間時間を有効活用するのに、おすすめです。2014/11/26
akane
2
理屈がわからないまま、いきなり会計関連の数字の海を眺めるよりも、B/SやP/Lの目のつけどころを先に学んでおいた方が、本質を見誤らずにすみそう。その点本書では、大ざっぱな図表の貸借対照表を各社で比較。財務体質の差や特徴のポイントをつかめやすかった。また、架空の会社で例題を作っているのではなく、現存する企業の台所事情や、各社がどうピンチを乗りこえてきたかなどが語られているので、興味がつきない。的確な図表の使い方、読者の興味を引きそうなクイズ問題の出し方などを見るにつけ、著者の説明上手にはほとほと感心する。2016/04/04
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