内容説明
企画提案も、報告書も、自由自在!文書を正しく組み立て、論理的に書く技術、相手の心を動かす表現の工夫を実践的に解説。
目次
第1章 「わかりやすい」文書を作るには
第2章 目的を明確にする―基本ステップ1
第3章 ターゲットを知る―基本ステップ2
第4章 メッセージを構成する―基本ステップ3
第5章 共有文書の書き方
第6章 報告文書の書き方
第7章 依頼文書の書き方
第8章 説得文書の書き方
著者等紹介
清水久三子[シミズクミコ]
&create(アンド・クリエイト)代表。1969年、埼玉県生まれ。お茶の水女子大学卒業。大手アパレル企業を経て、98年にプライスウォーターハウス・コンサルティング(現IBM)入社。新規事業戦略立案・展開支援、コンサルタント育成強化、プロフェッショナル人材制度設計・導入、人材開発戦略・実行支援などのプロジェクトをリードし、企業変革戦略コンサルティングチームのリーダー、IBM研修部門リーダーを経て、2013年独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ito
51
同タイトルの本は既に沢山出版されているので、今さら感があったが、次々と著作を出版している方なので、手にとった。前半はわかりやすいビジネス文書を書くための3ステップー目的、ターゲット、構成。後半は共有、報告、依頼、説得文書の具体的な書き方となっている。意外だったのが、ターゲットに対するプロファイリングシートである。相手の人物像や知識レベル、期待、情報把握度などから、仮説を立てる方法など、コンサルタント目線の技術が参考になった。フレームワーク集やグラフ等も解りやすく、読者への気遣いが随所にうかがえる良書。2014/01/22
KAKAPO
39
’98年にIBMに入社し、最終的に研修部門の部門リーダーを務め、’13年に独立された清水久三子さんによる著書。コンテクストの異なる人が集まるグローバル企業で人材開発に携わり、在職中にも執筆活動を開始されていた清水さんの文章は、まさにロジカル・ライティングで、たった200頁の本の中に、目標を達成するために必要なビジネススキルが、ライティングという枠組みを超えて収まっている。資料作成、プレゼンテーションなどコミュニケーションスキルを磨きたい新入社員から新人教育に携わる方まで、広く薦められる良書だと思います。2017/05/09
Nobu A
9
読了本に紹介されていたビジネス文書の指南書。「わかりやすい」と言っても、それは人によって異なる。ビジネスにおいては「意味を理解する」と「意義を納得する」の2段階。タイトルの「ロジカル」を対極化して解りやすく定義。「共有」「報告」「依頼」「提案」に分類し、心構えも含めて書き方を実践的に解説。IT化が進み、以前より仕事量が増え、迅速な処理が要求される現代ビジネス。様々な人と関わりながら仕事を行う上で滞りなく、円滑に進むように、わかりやすい文書を書くのは必須とも言える。書く前にパソコンから一度離れて考える。2018/09/09
モモンガ
4
長年テクニカルライターとして「いかに書くか」を考えてきた者にとっても新鮮な切り口が多かった。特に、微に入り細を穿つように読者の分析を行なうあたりの徹底ぶりに感心した。2017/10/27
Mistral_K
4
ローコンテクストの世界でも通じる言語コミュニケーションの要諦をわかりやすく「ロジカル」にまとめている。職場の同僚にも読んでほしい。2016/12/14