内容説明
ビジネスパーソンが知っておくべき会社法務の基本を、コンパクトかつ実務に役立つようにまとめた入門書。会社法、金融商品取引法、労働関連法、独占禁止法、倒産関連法、知的財産関連法、個人情報保護法など、近年相次いだ重要法令の改正・制定を反映し、定番のロングセラーを新版化。
目次
1 会社と法律
2 法務部の組織と役割
3 組織に関する法律
4 人事・労務に関する法律
5 財産に関する法律
6 取引関係の法律
7 債権管理に関する法律
8 紛争処理
著者等紹介
堀龍兒[ホリリュウジ]
1943年兵庫県生まれ。1966年大阪市立大学法学部卒業。日商岩井株式会社入社。法務部長、建設・不動産部門統轄室長、取締役、常務取締役、専務執行役員を経て早稲田大学法学部教授。現在、早稲田大学大学院法務研究科教授
淵邊善彦[フチベヨシヒコ]
1964年広島県生まれ。1987年東京大学法学部卒業。1989年弁護士登録。西村眞田法律事務所(現・西村あさひ法律事務所)勤務。ロンドン大学LL.M.卒業。2000年より現職。2008年中央大学ビジネススクール客員講師。現在、TMI総合法律事務所パートナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
6
翻訳に興味を持ち、金融経済を手始めに専門領域を法務契約へと広げる為に購入。1993年初版。2011年4版。近時、重要法令の改正・制定を反映。平易な言葉で専門用語を解説し、会社法、労働関連法、金融商品取引法、個人情報保護法等様々な法令を網羅。法務に携わってなくても読んで損はないような気がする。俯瞰により、企業の全体像が見えてくる。ルールを熟知していると、危機管理等を踏まえた経済活動の捉え方が変わってくるように思う。門外漢でも咀嚼しやすい入門書。肝はリーガルマインドとリーガルセンスだと筆者2人が教えてくれた。2019/09/04
BluePlanet
6
★2.7 2011年7月15日第4版(第1版1993年5月)発行。会社法務入門というだけあって、これ一冊あれば、企業法務の基本的なことが学べますね(タイトルは企業法務入門の方がいいかも?)。特にリーガルマインド、リーガルセンスを養うためにも、また、企業法務において、学ぶべき内容は何かを知るためにもこの書は役に立ちそうです。ただ、本当に必要なところはもう少し詳細な解説が必要ですね。この書では、企業法務全般を一から学びたい人には最適。これを踏み台にして、企業法務を色々と学んでいかねば。法律は奥が深いですね。2016/05/05
リョウ
3
あくまでも入り口。関係することが出てきたらこれを頼りにもっと深く調べないととてもじゃないけど太刀打ちできない。それでも、こういう本で広く浅くカバーして当たりをつけられるようになることも大事。2013/01/26
さくらみかげ
2
法務部1年目の社会人を想定して書かれているが、難解な専門用語を多用せず読み手を選ばない。網羅性は抜群。その分、特に法解釈などに踏み込んでいるわけではない。したがって巻末の参考文献などに手を伸ばしてステップアップしていく必要がある。2011/09/09
スプリント
1
門外漢でも読み進められる平坦な文章で書かれているので助かります。まさに入門書です。ここから興味のあることを深く掘り下げていけば知識として身につきそうです。2013/07/07