内容説明
中国への進出、ウォール街のマネーゲーム。“影の巨大情報集団”米国8大会計事務所が展開する熾烈な闘い。彼らの知られざる壮大な計画に鋭く迫る!
目次
1 ウォール街から北京まで
2 KMGの結成とビッグ・ナインの誕生
3 中国への進出
4 ウォール街とCPA
5 “署名”が頼りのタックス・シェルター・プラン
6 ビッグ・エイトと戦う中堅事務所
7 続発する粉飾決算
8 分野別会計事務所ランキング
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rohi
1
1980年代前半のBig8を中心とした米国会計事務所が当時の産業社会変化にどう対応したかをまとめた内容。一つにコンサルティング分野のサービス拡張があった。当時急速に広まっていたコンピュータ導入において企業は専門家・ノウハウを必要とし、そこにコンサルティングの大きな機会があった。一般企業の業務効率化のためのコンピュータ導入支援、ウォール街の金融会社の事業そのものとなったコンピュータ導入支援等を手掛け、当時頭打ちとなっていた監査業務から事務所生き残りをかけた取り組みが描かれている。 ★★★☆☆(買ってもいい)2021/03/13