内容説明
学界気鋭の物理学者が、相対性理論、量子論、カオス理論の彼方にかいま見たもの…それは、いにしえの人々が感じとっていた巨大な生ける自然の姿であった。現代科学によって数学的抽象概念となってしまった自然に躍動する生命の鼓動を聴きとり、「知と創造を志向する自然」という新しいヴィジョンを提示する「ポスト・モダンサイエンス」の書。
目次
第1章 地図と旅
第2章 法則のピラミッド
第3章 量子論―決定論からあいまいさへ
第4章 生命の形
第5章 生命のシンフォニー
第6章 創造の鼓動
第7章 カオスの宇宙―フラクタル、知能、そして自由
第8章 調和した世界に向けてのやさしい行動