内容説明
“例外的がん患者たち〈ECaP〉”とは、がん、エイズ等の難病に冒されながらも、生きる意志と望みを失わず前向きに自己治療にとり組む治療グループのことである。これを米国で主宰するのが著者、バーニー・シーゲル博士。医者と患者という垣根を取り払い、斬新な療法と仁愛の心で患者の持つ自己治癒力を喚起する。現代医学に見放され、死の淵に立たされた患者たちが、家族や治療スタッフとの共感に満ちたふれ合いのうちに〈生きる〉ことの真の意味に目覚め、奇跡的生還者へと変貌する姿を通して本来あるべき医療像を呈示し、生命の尊厳とは何かを読者に問いかける。
目次
第1部 心と体(特権的な聴き手;癒すための協力関係;病気と心;生きる意志)
第2部 心で治す(旅の始まり;心を癒しに集中する;病気と治癒のイメージ;例外的患者になる;愛と死)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koji Takahashi
5
二割と言われる「例外的患者」 医者よりも「自分に責任を持って決める」人が病を止める事ができるという事なんですね。 西洋医学がダメではないが、 「医者は正しい」という信じこみが病気を続ける事に繋がる事もあるワケだ。 行き着くところ「病は気から」なのだろう。2016/10/06
A.I - Transition
3
以前読んだ本にこの本と著者を名指しで一節にわたり批判していて、自分は内容に逆に興味を持ったので読んでみた。「病は気から」と言われているように心の状態が病気の状態を左右すること、また著者は医者なのだが、患者の視点で考えることができる素晴らしい人だということが伝わってきた。後半は内容が飛躍してかなりスピリチュアルな要素が強いので、批判した本の著者は科学者なので内容を拒絶、そして有害だと考えたのであろう。2015/05/23
miharu
2
1980年代に書かれた本。新聞の連載小説にちらっとでていて購入。治癒不可能と宣告された患者の中にも奇跡的に治癒した患者がいる。それはどういうタイプの人なのか?医療従事者は一読の価値あり。もっと前に読みたかった。2013/11/07
須那 雄太郎
0
購入2012/10/17
nara
0
白石一文の神秘で引用されていたのが気になって読む。はじめての読むのに、内容をほぼ知ってたように感じの印象でこの本からの影響が強いのだなと。 2023/04/28