出版社内容情報
青森県の竜飛岬から鹿児島県黒ノ瀬戸までの、万葉の秀歌が詠い上げられたゆかりの地、五十七カ所を、五年の歳月をかけて訪ね、その地に立った感懐を、詩情豊かな文章と絵で描き上げた独創的な万葉の旅随想。前著『万葉の道』の続編。地図付きでガイドブックにも最適!
内容説明
柿本人麻呂をはじめ、皇族や貴族、そして名も知らぬ多くの「詠み人知らず」の歌の心を掬いとった、絵と文で綴る万葉の旅随想。
目次
万葉黎明―泊瀬朝倉(奈良県)
王陵の谷(大阪府)
斑鳩の道(奈良県)
長安の春(中国)
続長安の春(中国)
続々長安の春(中国)
淡海湖愁(滋賀県)
山科鏡山陵(京都府)
竜飛追想(青森県)
筒城宮今昔(京都府)〔ほか〕
著者等紹介
永井郁[ナガイイク]
1930年、長野県飯田市生まれ。49年、多摩美術大学洋画科入学。絵画とともにグラフィックデザインも手掛け、54年東京日日新聞(現毎日新聞)全国観光ポスター展一位、62年毎日新聞企業広告賞、68年全国パッケージ展で受賞など、グラフィックデザイン界の草分け的存在として活躍。日本航空の鶴のマーク、昭和天皇ご訪欧時の機内食メニューなどを手掛けつつ、世界各地を取材。画家としても各種の個展を東京・長野などで開催。現在、月刊誌『白鳩』誌(日本教文社刊)にて「古今吟遊」を連載中
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