出版社内容情報
発売即重版『私が死んだあとも愛する猫を守る本』の第2弾!
シリーズ累計15万部超え「いちばん役立つペットシリーズ」から、飼い主の“もしも”に備え、犬を守るための知識・備え・セーフティネットを網羅した一冊が登場。
・犬に遺産を相続できる?
・犬の命を救う「遺言書」の書き方
・「うちの犬ノート」があれば安心
・自分が倒れたときの緊急連絡先
・安心安全な老犬ホームの見つけ方
・犬の世話もお金も託す「ペット信託」
など、犬を絶対に守る「しくみ」作りを徹底解説します。
イラストは大人気作家 はしもとみおさんが担当。
特別インタビューでは、たくさんの犬や猫たちと暮らす坂上忍さん(動物保護ハウス「さかがみ家」創立者)を取材しました。
【目次】
【はじめに】
病床にふせっていたり、余命宣告を受けている人でなければ、自分が死ぬことなど考えないのがふつうだと思います。私もそうです。いつかは死ぬとわかってはいても、それは遠い先のことで、いますぐ考えなければならない問題ではない。それがふつうの感覚かなと思います。
でも、その状態で動物を飼うことは、じつはとても危険なことだと私は知りました。もしあなたがいなくなったら、残された犬はどうなるでしょうか。
子どもができたら、多くの人は保険に入りますよね。同じことを、愛犬にもやってあげませんか。動物を守るのは人を守るよりハードルが高いことです。対策しなければ、命さえ奪われる。それが現実です。
でも、どうやって? 何から始めれば? それを、本書ではお伝えします。ひとつでも実行してもらえれば嬉しいです。
路頭に迷って悲しい思いをする犬が、1匹でも減りますように。
――「はじめに」より
【目次】
第一章 自分の身に何かあったとき、愛犬を託せる人はいますか?
現実にある、悲しい事件/一人暮らしの家庭では犬が孤独死の道連れになっている/万一のとき、愛犬を託せる人を決めておこう/愛犬にいくら残せばいい?/頼れる人がいない場合は老犬ホームや愛護団体を探す/犬といっしょに入れる高齢者施設もある/貯えがない場合は保険を活用しよう/犬の社会化やしつけは欠かせない/犬の健康管理も欠かせない
第二章 必ずしておきたい手続きと書類作り
「うちの犬ノート」に愛犬のデータをまとめよう/自分の「エンディングノート」を作ろう/犬のための〈遺言書〉を作ろう/〈遺言書〉を書かないとどうなる?/「負担付遺贈」をするための〈遺言書〉/より強力なセーフティネット〈ペット信託〉/〈ペット信託〉の契約書の作り方/〈信託契約書〉といっしょに〈遺言書〉も作ろう/〈信託契約書〉を作ったけれど、自分で愛犬を看取った場合はどうなる?
第三章 命のバトンタッチを成功させる
自分が倒れたらすぐに気づいてもらうシステムを作ろう/自宅で人知れず倒れたとき気づいてもらうためには/自治体の見守り制度を調べてみよう/地域担当の民生委員さんとつながっておこう/緊急連絡カードをつねに携帯し部屋に貼っておく/スマホアプリを活用しよう/玄関の鍵を開けてもらう方法を考えておく/愛犬を託す人には犬に会いに来てもらう/犬を託す人がすぐに駆けつけられない場合/新居へ移動するときの犬の捕まえ方を考えておく/弁護士や行政書士と「見守り契約」を結ぶ方法もある
column
? さかがみ家創立者 坂上忍さんに聞く「ペットの終生飼養の未来図」
? 愛護団体が語る、犠牲になった犬たちの話
? 愛犬と安心して暮らすためにペット信託を決めた篠崎さん
書き込み式「うちの犬ノート」
【プロフィール】
著者 富田園子(とみた そのこ)
日本動物科学研究所会員。著書に『私が死んだあとも愛する
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