内容説明
この本で、特に望まない「妊娠」と「子宮頸がん」について知ってもらいたい。この二つは、予防できるのに予防できていない、とても残念な状況です。子どものうちから、正しい情報を知り、後悔のないようにしましょう!
目次
第1章 女性のカラダ(意外と知らない「自分のカラダ」;成長とともに変化するカラダ ほか)
第2章 生理と妊娠のこと(生理(月経)のしくみ
初潮(初経)について ほか)
第3章 産婦人科ってどんなところ?(「産婦人科」とは;産婦人科に行くときに知っておいたほうが良いこと ほか)
第4章 子宮がんについて(がんについて;「子宮頸がん」と「子宮体がん」とは? ほか)
第5章 親子で考える「HPVワクチン」(Question&Answer;「HPVワクチン」と「子宮頸がん予防ワクチン」 ほか)
著者等紹介
太田寛[オオタヒロシ]
アルテミスウィメンズホスピタル産婦人科(東京都東久留米市)勤務。大分県立中津南高校卒、京都大学電気工学科卒、日本航空羽田整備工場勤務。東京医科歯科大学卒、茅ヶ崎徳洲会総合病院、日本赤十字社医療センター、北里大学医学部公衆衛生学、瀬戸病院を経て現在に至る。日本産科婦人科学会専門医、日本医師会認定産業医、医学博士、インフェクションコントロールドクター、女性のヘルスケアアドバイザー、航空級無線通信士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
32
子宮頸がんワクチンの肯定派と反対派、両方の本を現在読み進めています。この本はタイトルで取り寄せたのですが、産婦人科医が思春期の体の変化や性交渉・妊娠、ピルなどを丁寧に説明している内容です。我が家はワクチンを打ちたい娘、どちらかというと反対な夫、知識武装したい母親が現在膠着状態。う~む、がんの恐ろしさを知る自分からすると悩ましい問題です。2024/06/15
えがお
2
中学2年の長女に子宮頸がんワクチンを接種するか、ちょっと迷って勉強のために読んでみた やっぱり打つ一択だなぁ… ただ万が一の副反応出現の時のために本人とよく話し合わなくちゃなぁ、そのためには勉強してないと この本は購入検討2021/11/15
もち子
2
印象的だったのは、検診の際にエコーで赤ちゃんの性別を、男子か女子かお母さんに伝えたあと、「でも最終的な性別は、赤ちゃんが成人するまでに自分で決めてもらいましょうね」、と言うと書いてあって、ほぉ〜!と思った。 著者の先生が、元は飛行機整備士で、そのあと医学部に入って医者になった経歴の持ち主と書いてあり、ページ冒頭から驚いた。そんな人もいるんだなと。相当努力したんだろうな。2021/07/24
とみみ
1
HPVワクチンについて知りたくて読んでみた。 ワクチンには2価4価9価があり、子宮頸がんとコンジローマに効くのは4価と9価。子宮頸がんだけでなく、肛門がん、膀胱癌、咽頭癌などもHPVウイルスによるものがあり予防できるため、男子にも接種している国も多い。9価は2020年7月に発売されたばかりでまだ公費にはなっていないが、子宮頸がんを予防する効果は90パーセント! 副反応について、落ち着きがなくなるなどの症状は、ワクチンを受けなくてもいるということが分かりワクチンの影響とは考えにくい。メリットのが多い2020/12/25