内容説明
適切な治療とつき合い方を知れば大人の発達障害は治ります。全国相談機関リスト付き。
目次
第1章 「大人」の発達障害とはなんでしょう?(大人の発達障害って聞いたことがありますか?;子ども時代に見過ごされてきた理由 ほか)
第2章 大人になっても生きづらいと感じるのはどうしてでしょう?(発達障害の特性を理解しましょう;ADHDとはどんな状態でしょう ほか)
第3章 職場やまわりの人に溶け込めないのはなぜでしょう?(相手と目を合わせてコミュニケーションができません;会話のキャッチボールができません ほか)
第4章 社会で孤立せずに自立して生きましょう(社会人としてのマナーを身につけましょう;仕事をうまく進めるコツを覚えましょう ほか)
著者等紹介
星野仁彦[ホシノヨシヒコ]
1947年福島県生まれ。1973年福島県立医科大学卒業。1984年米国エール大学児童精神科に留学。2001年福島県立医科大学神経精神科助教授を退職し、同年福島学院大学短期大学教授、メンタルヘルスセンター初代所長に就任。2003年、福島学院大学福祉心理学部教授を経て、2007年福島学院大学大学院福祉心理学部教授・学部長に就任。現職。専門は、児童青年精神医学、精神薬理学、スクールカウンセリング(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さなごん
8
斜め読み。自分のADHD傾向を再確認。特に女性には症状が見つかりにくく、二次障害が出やすいみたい。2014/08/28
ミミクロ
4
。チェックシートでアスペルガーとADHDの自己診断もでき、合併症やひとつひとつの細かい疑問や、女性特有の症状など、本当に詳しく書かれていた。今までの発達障害の本のなかでいちばんわかりやすかった。図書館で借りたのだが、買っても惜しくないレベルだった2012/11/28
kiriya shinichiro
3
「発達障害は治ります」って煽りはどうなんだろう、とちょっと思った……対処法ってその人によって違うよね。よく「障害を克服した」みたいな記事をみると、「生活でこういうことで困っている」「解決するにはどうしたらいいか」「自力でこういう方法を考えた」「成功した」みたいな展開。それは「治った」んじゃないよね。対処法を身につけただけで、「成長」だよね? 障害があってもなくても克服しなきゃいけないこと、しなくていいことがあると思うんだけどなあ……ちょっと微妙に感じた。 2016/04/30
makimaki
3
疲弊しきったため、残業をしないで帰宅( ̄▽ ̄;)立ち寄った図書館で手に取った。私が疲弊した要因を作ったであろう同僚を思い浮かべながら借りることに。周りが、頑張れっていうより、まず本人が自覚することが大切なのでは?って感じた。気づかせるには?難しいよね。周りが頑張れって、相手のことを考えて、広い心でって、頑張れって、上司は言うが(((^_^;)大人の発達障害を抱える周りへのサポート、もっと言うなら私の心をサポートがほしい。(愚痴になりました、反省(笑)2016/03/01
うさうさ
3
図書館でたまたま手にして読んだ。最近よく聞く発達障害だけど、なかなかに難しい障害なんだな。個人的には、「自分で決めた習慣や手順、順番などにこだわり、変化を嫌う」にとても合致するけど、それで支障を来たしてるわけではないから大丈夫だな。2013/06/22