出版社内容情報
世界銀行の統計によると、世界の研究開発費の64%を製造業が占めている。 技術領域で相当額が費やされているが、それはプロセス開発よりも製品開発への投資が中心である。製造オペレーションへの変革については、労働者の利益と相反する面もあり、従来はあまり投資が進んでこなかった。しかし、今後は現場従事者に適切な権限とツールを与え、労働者の能力を拡張して生産性を上げつつ、現場の人間に寄り添った仕組みが求められている。本書は、DX時代のリーン実践においてテクノロジーが担う極めて重要な役割を明確に示す。仕事や作業を拡張するオーグメンテッド・リーンとはどのような概念か。そして、その拡張により人間の創意工夫と自動化が作用し合って効果を高めるプロセスを詳述する。オーグメンテーション(拡張)がオートメーション(自動化)より優れている理由を、起業家と未来学者の二人が鮮やかに論じ、次世代の製造業のあり方を模索する人々にとって明確な指針となる。
【目次】



