出版社内容情報
ヘルシー志向、環境負荷低減、最適生産などの観点から注目度が高まるフードテックに焦点を当て、根幹を支えるテクノロジーや市場性、後押しする政策と普及の課題などについて、見開き単位でやさしく解き明かす。
内容説明
ヘルシー志向、環境負荷低減、最適生産、安全・安心。食のスマート化を実現するキーテクノロジーや政策をまるごと紹介。
目次
第1章 脚光を浴びる次世代技術“フードテック”
第2章 フードテックを後押しする社会トレンド
第3章 次世代のタンパク源“代替肉”
第4章 新製品が続々登場する“藻類食品”
第5章 異色の新食材“昆虫食”
第6章 農産物栽培を人工的にコントロールする“植物工場”
第7章 バイオテクノロジーを駆使した“スマート育種”
第8章 消費者ニーズと環境配慮に応える“陸上養殖”
第9章 流通や加工におけるフードテックの躍進
第10章 フードテックを取り巻く政策
著者等紹介
三輪泰史[ミワヤスフミ]
株式会社日本総合研究所創発戦略センターエクスパート。広島県福山市出身。東京大学農学部国際開発農学専修卒業。東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻修士課程修了。農林水産省の食料・農業・農村政策審議会委員、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)アドバイザリーボード委員長をはじめ、農林水産省、内閣府、経済産業省、NEDOなどの公的委員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
奈良 楓
19
【とても良かった】予想外の良書。著者は日本総研の方。代替肉や昆虫色、植物工場や陸上養殖など、おもに第一次産業にかかるビジネスについて。それぞれの取り組みの長所・短所をバランスよく抑えた本。2022/11/19
takao
3
・高齢者向け、SDGsの観点から、タンパク質(昆虫食、藻類)が注目されており、生産過程でのAI活用も、という。 ☆何となく、宇宙食というか、人類が宇宙に行った際の食料調達法みたいだな。 2022/11/06
nori
2
近年のフードテック(食と先端技術の融合)に関する動向がまとまった本。農業だけでなく、手前(品種改良など)と後(飲食店など)の動向まで網羅的に知ることができる。各方面の詳細までは記載なし。全体的にお金儲けをゴールとして書かれている印象。 個人的には畑作の動向が知れたので満足。2023/01/15
stewnabe
1
藻類食品の有用性と品質保持技術(フィルムなど)は新しい知見 食品会社に勤めていれば、漠然と知っている内容で復習にはちょうどいいかも2022/12/04
中村蓮
1
短くまとまった各種技術の紹介が続きビジネスパーソン向け。今後の活用方法や課題は著者の意見が入ってるので注意が必要だが。 付録で国内フードテック企業の問い合わせ先でも付けていればよりビジネス向けか。2022/07/20