全固体電池入門

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  • サイズ A5判/ページ数 160p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784526079399
  • NDC分類 572.12
  • Cコード C3054

出版社内容情報

昨年のトヨタの発表をきっかけに急激に注目の高まった全固体電池。従来のリチウムイオン電池よりも安全、長寿命、高性能といわれており、期待を集めている。本書は第一線の研究者が全固体電池のエッセンスをコンパクトにまとめた、初めての入門書である。

目次

第1章 なぜ全固体電池か
第2章 全固体電池開発の歴史
第3章 固体電解質の種類
第4章 全固体電池の現状
第5章 全固体電池材料の評価法
第6章 全固体電池の展望

著者等紹介

高田和典[タカダカズノリ]
1986年大阪大学博士前期課程修了、同年三重大学工学部資源化学科助手。1986年松下電器産業。1991年大阪市立大学。博士(工学)。1999年無機材質研究所。2001年物質・材料研究機構。2018年同エネルギー・環境材料研究拠点拠点長

菅野了次[カンノリョウジ]
1980年大阪大学修士課程修了、同年三重大学工学部資源化学科助手。1985年大阪大学理学博士。1989年神戸大学助教授。2001年東京工業大学教授

鈴木耕太[スズキコウタ]
2010年東京工業大学修士課程修了。2010年日本学術振興会特別研究員(DC1)。2013年東京工業大学博士課程修了。博士(理学)。2013年東京工業大学助教。2017年JSTさきがけ研究員(兼任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YUJIRO

3
電解質を液体から固体にすることで得られるメリットを解説。車載用ばかりがニュースになるが、様々な用途で実用化されている。2021/06/17

Jiemon

3
リチウムイオン電池の起電力は水の分解電圧(1.23V以上)をはるかに超えるものであるため、他の二次電池系のように水溶液を電解質とすることができない。電解質にはエステルやエーテルの有機成分が使われている。この有機溶媒が可燃性の物質であるため、この電池は安全性に問題があると言われる。この課題に対する抜本的な解決方法は単純で、不燃性の電解質を使うことで、不燃性物質の代表がセラミック電解質。電解質が固体になることから全固体電池と呼ばれる。後半は内容が専門的過ぎてちょっとついていけなかった。2021/02/22

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