メタモルフォーゼの哲学

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326154845
  • NDC分類 112
  • Cコード C3010

出版社内容情報

私たちはただ一つの同じ生である。生は移動し、増殖し、変形する――まったく新しいエコロジーを導く、メタモルフォーゼの形而上学。

地を這う芋虫と宙を舞う蝶は、どんなに形態が異なっていても同じ生きものである。こうした昆虫の変態と同様、あらゆる生きものの身体は「ただ一つの同じ生」が入り込む、一時的で過渡的な形態なのだ。いま世界で注目を集める哲学者コッチャによる、生物種、土地、世代を超えたメタモルフォーゼの思考。
【原著】Emanuele Coccia, Metamorphoses(Rivages, 2020)

内容説明

地を這うイモムシと宙を舞うチョウは、どんなに形態が異なっていても同じ生きものである。こうした昆虫の変態と同様、あらゆる生きものの身体は「ただ一つの同じ生」が入り込む、一時的で過渡的な形態なのだ。いま世界で注目を集める哲学者コッチャがひらく生物種、土地、世代を超えたメタモルフォーゼの思考。

目次

1 誕生=出産(あらゆる自分は忘却である;ただ一つの同じ生 ほか)
2 繭(変様;昆虫 ほか)
3 再受肉(食事とメタモルフォーゼ;食べられること ほか)
4 移住(惑星規模の移住;乗り物の理論 ほか)
5 連関(多種の都市;種をまたいだ建築 ほか)

著者等紹介

コッチャ,エマヌエーレ[コッチャ,エマヌエーレ] [Coccia,Emanuele]
1976年イタリア生まれ。フィレンツェ大学博士(中世哲学)。フランスの社会科学高等研究院(EHESS)准教授。フライブルク大学准教授を経て、2011年より現職。邦訳書に、2017年のモナコ哲学祭賞を受賞した『植物の生の哲学―混合の形而上学』(勁草書房、2019年)がある

松葉類[マツバルイ]
1988年生まれ。京都大学文学研究科博士課程研究指導認定退学。博士(文学)。現在、同志社大学ほか非常勤講師。専門はフランス現代思想、ユダヤ思想

宇佐美達朗[ウサミタツロウ]
1988年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ショア

23
うんと哲学。イタリアンなフランス哲学者。蝶が芋虫からメタモルフォーゼするように、あらゆる生物は食べられることにより個体を超越して肉体を乗り換えている。著者は再受肉と表す。繭はメタモルフォーゼのための生きる技術である。耕作も人類が生きるための技術であり都市も同様である。ならば自然と人工の対立では自然が有害となる。生き物は他の生き物の乗り物である。拡大すると地球もまた生き物の乗り物であり生き物の漂流である。そして未来とは惑星がメタモルフォーゼするための繭である。訳者あとがきを読んでやっと意味が理解できた。2024/11/03

清水聖

1
存在の数だけ存在する認識世界の疎通について。ブラックボックスを介する祈りに似た交信としてしか成立しないのだと思ってたのが、食い食われ、住み住まわれなんて一大事じゃなくても見聞きしたりされたりするだけの関係性だけでも、同化と異化みたいなプロセスが否応なく生じてくるから、パラレルな位置にいるように見える血縁のない他者でも「精神」は、この本の言葉で「生」は、いつでもどこでもどうやってでも絶えず互いに出し入れしながら絡め合わせながらそれぞれが新しいものを生み出し、新しいものとして生まれる。それがリアルでエロス。2023/12/18

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