出版社内容情報
本書は事故事例から学ぶ強度設計の実践的解説書。本書は事故事例から学ぶ強度設計の実践的解説書。実際の事故を題材に解析を実施し、事故原因の材料力学的な検証を通じて全体像を明らかにし教訓を得る。また事故原因の典型的な要素についてCAEによる具体的な強度・寿命評価例を紹介している。
服部 敏雄[ハットリ トシオ]
著・文・その他
目次
第1章 「失敗に学ぶ」設計とはどんなものか(経済活動とものづくり企業;技術支配ものづくり産業の復活;統合型技術者の必要性;事故例からの勉強)
第2章 破損・事故解析と破損・事故例(破損・事故解析;事故・破損例)
第3章 CAEを用いた強度・寿命設計技術(IT氾濫時代での強度設計技術者の心構え;強度・寿命設計と材料力学とFEM解析)
第4章 強度評価・設計事例(フレッチング疲労;ねじ締結のゆるみ・疲労強度評価;リベット締結;溶接構造;特定位置応力法の適用)
著者等紹介
服部敏雄[ハットリトシオ]
岐阜大学名誉教授。1948年愛知県生まれ。1976年3月、東京工業大学大学院博士課程修了。同年4月、日立製作所に入社し、機械研究所に配属される。主管研究員として半導体、家電、自動車機器からタービン、発電機などの重電機器まで幅広い設計・生産技術開発に携わる。同社を退職した後、2003年、日本機械学会フェロー、2004年、岐阜大学工学部教授に、2014年に静岡理工科大学理工学部特任教授に就く。2006年、日本材料学会破壊力学部門委員会委員長、2009年、日本機械学会機械材料・材料加工部門部門長、2011年、ターボ機械協会蒸気タービン分科会主査、2012年、日本機械学会代表会員、同年、日本機械学会材料力学カンファレンスM&M2013岐阜大会実行委員長を務める。1988年、日本機械学会論文賞、2006年、日本機械学会材料力学部門業績賞、2011年日本機械学会機械材料・材料加工部門功績賞などを受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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