出版社内容情報
根絶が難しいとされるポカミス撲滅に向け、発生要因を定義し直し、発生メカニズムを解明した上で有効策を示す改善リーダー必読の書。
中崎 勝[ナカザキマサル]
著・文・その他
内容説明
今どきのアプローチで撲滅!従来の改善ツールの壁をぶち破る。
目次
第1章 ポカミスとは
第2章 知らなかった対策
第3章 ルールを守らせるには
第4章 うっかり対策
第5章 モラルアップへのアプローチ
第6章 尊敬される上司になる
第7章 AIを駆使したポカミス対策
第8章 ポカミスゼロへのアプローチ
第9章 なぜなぜ分析はもういらない
著者等紹介
中崎勝[ナカザキマサル]
株式会社ロンド・アプリウェアサービス代表取締役社長。1981年慶應義塾大学工学部計測工学科卒業後、株式会社ブリヂストン入社。生産技術業務に従事する。87年日本デジタルイクイップメント株式会社に入社し、システムエンジニアリング業務に携わる。92年ロンド・アプリウェアサービスを設立。当初はITコンサルティングをしていたが、現場改善の必要性と重要性を感じ、TPMのコンサルタントとして再デビュー。その後、QC、IEと分野を拡げ、最終的に不良ゼロ、ロスコストマネジメント、SCMとトータルコンサルティングを展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スターライト
5
新人・ベテラン問わず発生してしまう「ポカミス」。その原因と対策について詳細に明らかにした本。「人によるダブルチェックは廃止」という提言に驚いたが、標準の作成やビデオ標準の作り方、人がルールを守らない理由、うっかり対策、作業環境の改善やモラル問題、尊敬する上司になるには、など仕事に参考になることが多かった。ビデオやAIなどすぐには導入は難しいものもあるが、多くの現場での取材やアンケートなどから導いた分析には説得力がある。シートなどもついて有益。2019/12/16
ノンミン
2
本書は、ポカミスの根本的な原因を探り、効果的な対策を提案する実用的な書籍です。著者は、ポカミスを撲滅するための具体的な手法を示し、AI技術を活用した新しいアプローチを紹介しています。特に、モラルの向上に焦点を当て、職場環境の改善に寄与する内容が印象的です。各章では、実践的な事例や具体的な対策が豊富に盛り込まれており、すぐに実行可能なアイデアが得られます。ポカミスに悩む現場のリーダーや管理者にとって、必読の一冊と言えるでしょう。2025/01/31
nagisa28
1
なぜなぜ分析はまともにやったことないが、原因不明な場合は書きようがないんだよね。 NG/OKシートのほうが使いやすそう。少量多品種、製品の入れ替わりがあると標準類の整備手間なんだけど、ベースを作るのはありかなぁ。 単なる工場の不良防止How toではなく、不定型な人のメンタルまでフォローしているのでこれからの新人教育指導の参考にもなる。2024/03/15
もりけい
1
ただのQCにとどまらず、AIを活用してポカミスを防ごうとするところは今時で好感が持てた。2018/07/12
シロクマ
0
コンサルタントである著者が、ポカミス対策について詳細に解説した本。わかりやすく、実践的なアプローチを意識して書かれていて良い。 特に気になったのは、なぜなぜ分析を否定していたところ。原因分析として定番ともいえる手法だが、著者いわく自身に知識や経験則がないと分析なんてできないから無意味とのこと。 実際に現場で使える手法が大切なんだと気づかせてもらった。2024/01/15