内容説明
「千年」の時を超えて、いまも輝き続ける源氏物語の魅力をあますところなく紹介。
目次
第1章 源氏物語を読む(光源氏の青春期編―第一帖「桐壷」から第三十三帖「藤裏葉」まで;光源氏の壮年期編―第三十四帖「若菜上」から第四十一帖「幻」(「雲隠」)まで
薫と匂宮の宇治編―第四十二帖「匂宮」から第五十四帖「夢浮橋」まで)
第2章 恋する源氏物語(恋多き主人公・光源氏の恋愛年表;光源氏を魅了した女たちの肖像;源氏物語で語られる男たちの恋模様 ほか)
第3章 旅する源氏物語(洛中;洛西;洛北 ほか)
著者等紹介
渋谷栄一[シブヤエイイチ]
1951年、埼玉県生まれ。高千穂大学経営学部教授。國學院大學文学部文学科卒業。同大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。研究分野は国文学・中古文学で、特に『源氏物語』に関する研究をテーマとする。ウェブ上で『源氏物語』の本文・現代語訳・註釈などを公開し、その普及に貢献(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぼんくら
8
表題通り、教養のない私にも源氏を知るとっかかりになりました。キホン知識から、54帖のあらすじ、言葉の解説、登場人物相関図、平安時代の身分制度、年中行事、歌の解説等々、いたれりつくせり。これはぜひ欲しいです。2011/06/18
月雪 花那
2
源氏物語の基礎が分かりやすく書かれています。2019/11/22
柚桜
1
ムック版ですが薄いのに情報量はけっこうあります。この薄さで全部のあらすじがさらっと読めるのはすごいと思います。登場人物の紹介や相関図もしっかり載っていて人間関係が複雑な私は第一部、二部、三部と相関図が別々になっているのも分かりやすかった。私としてはこれから源氏物語を読む上で全般的な情報を頭に入れようと思ったわけですがもうおなかいっぱいになりました。でも大塚ひかりさんの記事でやっぱり読もうと。源氏物語の一説がかかれてあったのですがその日本語の美しいこと。こんなに綺麗な日本語で和訳されているのなら読んでみたい2013/01/23
ひろただでござる
1
ガイドブックとしてはとても良く出来ている(と思う)。しかしどうしても物語の“良さ”がどこにあるのか理解できない。2015/01/11
ころころ
1
授業で源氏物語やって、先生のテンションの上がり具合がやばかったことを思い出して読もうと思ったが、原文では断念・・・wすごくわかりやすかった!薫、素敵だな~///歌の解説もわかりやすかったし、年中行事なども書かれてて、日本史の勉強にもなります♪授業ではあまり物語の魅力がわからなかったけど、今はこの本を読んでちょっとだけわかるようになりました!2013/04/28