出版社内容情報
AIの技術的全体像を俯瞰図でハッキリとさせ、さらに具体的なAIへの取り組み事例を挙げ、日本企業がどう戦うべきかの戦略を解く。
目次
第1章 AI(人工知能)とはいったい何なのか?
第2章 今、広がりつつある第3次AI技術の俯瞰図
第3章 第3次AIの中核技術とは?
第4章 経営改革のためのAI活用
第5章 製造業を襲うAIによるサービス化の波
第6章 AIで実現する眼を持ったマシンの登場
第7章 日本企業のとるべきAI戦略
附録 ボードゲームに使われているAI技術
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
83
最近は、FinTechあるいはブロックチェーンなどがはやりで、AIが三度目のブームを迎えようとしています。何でも海外のことから見習っていこうとして最近は横文字が氾濫していますが、きちっとした本があまりない中でこの本は非常に基礎的なことを知らしめてくれるいい本だと思いました。日本でのAIの発展する場面などをある意味きちんと説明してくれています。2018/04/06
vinlandmbit
56
想像以上にベイズ統計、機械学習、深層学習、3つを関係性を丁寧に描かれているなど、かなり有用で学びの多い一冊だと感じました。ある程度、知識がある人間にとってもしっかりとした理解を後押しするものともなり、かつ、日本国内企業においてビジネスに活かすための諸事項の掲載もあり良書です。2020/03/21
M_Study
4
AIのテクニック以前にデータベースの整備を重視されておられるのが印象的。可用性のあるデータベースがなければAI競争のスタートラインにすら立てない。AIに関連してIIoTが取り上げられており、製造業に関わる方には参考になるはず。最後に将棋や囲碁AIの解説もあり、豊富な知見に感服した。2019/11/06
超新星
3
技術的な視点、経営的な活用視点が書かれており、AIの概要を知るにはベストな一冊だと思う。2018/12/08
ウッディ
3
AIの基礎技術(機械学習・ベイズ統計・深層学習)を軽く紹介し、適用例を紹介したのち、日本企業の戦力について書いている。日本企業は技術のプラットフォームの戦いでは負けてしまったので、精度の高い学習機を作ることが焦点となる。 AIはデータの量と質が命なので、日本ではデータの蓄積とコードの統一これからは焦点となる。 特に製造業には多くの優秀な職人がおり、その人たちの技術を機械に移植できれば日本に商機があると考える。