出版社内容情報
本書は、岩本氏が主宰し開催してきた研究会で検討してきた中小企業のIoT導入の軌跡と、そこからみえた課題などを紹介する。
目次
第1章 中小企業へのIoT導入の難しさ(中小企業が持つ6つのハードル;中堅・中小企業へのIoT導入成功事例に見る共通要因)
第2章 中小企業がIoTをやってみた(IoTで経営課題に挑戦―株式会社日東電機製作所;サービス向上に向けたIoT化への取組み―株式会社東京電機 ほか)
第3章 IoTでここまでできる(中小企業でIoTを導入するために;画像解析技術の応用 ほか)
第4章 中小企業がIoTを導入・活用するために(中小企業への導入を促す対策;IoT導入におけるデザインの重要性 ほか)
著者等紹介
岩本晃一[イワモトコウイチ]
独立行政法人経済産業研究所上席研究員。1958年香川県生まれ、京都大学卒、京都大学大学院(電子工学)修了後、1983年通商産業省入省、在上海日本国総領事館領事、産業技術総合研究所つくばセンター次長、内閣官房内閣参事官等の後、2015年11月から現職。2014年から一橋大学ICSのMBAプログラムにてゲスト・レクチャラー
井上雄介[イノウエユウスケ]
独立行政法人経済産業研究所リサーチ・アシスタント/東京大学大学院経済学研究科博士課程在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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satomohiko
1
導入事例では、最初は小さな投資となるよう、効果の見込めそうなモノに絞るところが中小企業ならではであるが、投資の定石だと思う。いきなり、ライン全体、システム全体を対象にしないこと、直ぐにやってみることが肝要。後半は、大企業の例やIOTの概念、産業動向などでちょっと疲れた。2020/08/09
Kentaro
0
ダイジェスト版からの感想 IoTはモノとモノ、現場、企業、企業間がつながることが出来るようになったことで、これまで非効率であったサプライチェーンの改善が行えたり、これまでは手作業での記録が当たり前だったところが、自動でデジタル化されることで、今までは故障して止まってからしか対応できなかったところが予防保全ができる。いきなりIoTで何かやろうと思っても自社にとって有益なものかどうかは判断がつかない。 まずは自社で出来ることを小さく進め、自社に適した仕組みを構築することがIoTを進める上でのポイントである。2018/03/05
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- Tacho 〈no.0〉