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内容説明
入学式の最中、突然、アストにひとりの新入生が抱きついてきた。その少女は昔、アストと兄妹の様に暮らしたマリノだったのだ。その数日後、聖堂から先日のドラゴン暴走の調査に枢機卿がやってくる。アストも尋問されたりと不穏な空気の中、マリノが連れ去られる事件が。あとを追うアストが行きついたのは、かつて女神を祭っていた廃聖堂だった。
著者等紹介
藤春都[フジハルミヤコ]
ライトノベル作家。北海道生まれ。「第二回ノベルジャパン大賞」佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
八岐
2
姫様がいつの間にか、困ったときには腕力に任せてみようホトトギス、なキャラになってるじゃないか。煽りを食って、エルザが完全に巻き添え苦労係になってしまってる。ご愁傷様である。一方で、生徒会長のアルヴィンが面白い立ち位置だなあ。一見、裏で色々と画策する黒幕敵キャラに見えるんだが、彼の目的からすると一概に敵に回ることが約束されているわけではなく、場合によっては頼もしい味方にもなり得るだけに、なかなか動向から目を離せない。いい意味で主人公と対等の立ち位置を獲得しつつ在る。2013/04/04
藤崎
2
「嗚呼、クール・ロリ・おっぱいの素晴らしさよ」というわけで新キャラ登場な第2巻。今回は前回の流れを踏まえ、各自の思惑が絡んできたりで物語の裏側も結構進んだ印象。というかあの生徒会長バトルフリークな本性出てきて意外といいキャラになりそう・・・キャラと言えば前回概ね役立たずだったぽんこつ姫様が若干成長を見せてくれたのもいい感じ。さらに今回の、全能ではない王を支える家族って話は、所謂「王の孤独」を無くす方法としても正道にして効果的かつ私好みなので、是非とも結実するまで見てみたいものです。ともあれ、今後も期待です2013/03/31
shinn♪
1
アルヴィンをはじめキャラは結構良いと思う。だが今ひとつ盛り上がりにかけるのはなんだろう。天帝になるための道筋が見えないからかな?2巻を通しても話が進んだような感じがしない、ただ新キャラが出て終わった感。悪くは無いんだけども2013/07/30
ころん
1
アトス達は2年生に進級し、新入生の中には孤児時代のアトスにとって妹のような存在であったマリノがいた。天帝選考が近づくある日、臨時で学費の徴収が発表されるが、後ろ盾もなく高貴な生まれでもないアトスは途方に暮れる。シンプルで面白い。女の子たくんさんでハーレムっぽい要素がありつつも、友人みたいなライバルみたいなアルヴィンがすごく良いキャラしてる。舞台となってる世界についてもたくさん語れていて、一気にスケールが大きくなった印象。リトフィアもエルゼもマリノも限られた描写のなかですごく可愛く書かれてるなー。2013/04/17
朝夜
1
読了。うん、姫殿下ってこんなキャラだったっけ?エルゼが薄幸少女になってきてるよ…生徒会長が一番いいキャラしてるなぁ、一人でいい空気吸いまくりだったし。女神が現れ今後の展開も楽しみです。 それにしてもミノタウルスの腕になって研究所行きになるくらいなら正気のないミノタウルスの時に殺してあげる方が正しい判断だったのでは?2013/04/06