中公新書ラクレ<br> キャリア官僚採用・人事のからくり―激変する「出世レース」

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中公新書ラクレ
キャリア官僚採用・人事のからくり―激変する「出世レース」

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121505361
  • NDC分類 317.3
  • Cコード C1231

出版社内容情報

山県有朋以来の国家公務員試験とキャリア制度のあり方に激変が起きている!旧来の慣行はどうなる?霞が関ウォッチャーが斬り込む。

内容説明

山県有朋以来の国家公務員試験とキャリア制度のあり方に激変が起きた!東大法学部卒の事務官が優遇される従来の人事慣行はどうなるのか?また、内閣人事局をはじめとする「政治主導」はどこまで浸透するのか?三十有余年にわたって取材してきた霞が関ウォッチャーが斬り込む。

目次

第1部 「政治主導」の波の中で(激変する次官レース―財務省「最強世代」を例に;公務員制度改革のポイント)
第2部 官民格差―なぜ一度の試験にパスしただけで一生安泰なのか(国家公務員試験のカラクリ;公務員試験では測れない能力)
第3部 官官格差と文理格差―なぜ省庁間、省庁内に人材の偏りがあるのか(キャリアとノンキャリア;女性活用はどこまで進むか;官民交流は浸透するか;文理格差―なぜ事務官が優遇され、技官が冷遇されるのか?)
第4部 右肩下がり時代の採用・育成(霞が関は新しい人材を育成できるのか;カギは人事院研修)

著者等紹介

岸宣仁[キシノブヒト]
1949年、埼玉県生まれ。73年東京外国語大学卒業後、読売新聞社入社。横浜支局を経て経済部に勤務し、大蔵省、通産省、農水省、経企庁、日銀、証券、経団連機械、重工クラブなどを担当した。91年読売新聞社を退社、経済ジャーナリストとして知的財産権、技術開発、雇用問題などをテーマにしている。日本大学大学院知的財産研究科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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てくてく

6
日本を背負う官僚、その中のトップはどのようなキャリアを踏まえていくのか、東大法学部が主流となるのはなぜか、現在の法学部忌避がどのような影響を及ぼすのか、キャリア・ノンキャリアを決める試験はどのように作成されているのか、女性活用の実態は、という、確かに知ってみたいと思われる事柄が取材を踏まえてまとめられており、興味深かった。公務員においても、残業ありきの職場では女性が意思決定機関に多数存在する、ということにはならないみたいだ。2015/11/02

O. M.

1
新聞記者出身の著者による、官僚人事全般についてのルポ。いわゆる次官レース、公務員試験、キャリア・ノンキャリア、省内の女性差別、文民格差など、官僚人事が抱える課題について。現状・今後について考察した第四部が興味深かった。官僚の質は今後低下する流れか。個人的には、著者のようなマスコミは公務員に完璧を求め過ぎるんじゃないかと思うんですよね。官僚も同じ人間で、じゃあ民間企業はどうなのかと。やっぱり小さな政府が今後目指すべきあり方なのではないでしょうか?2017/02/25

YN

0
新書、というよりは週刊誌。2016/03/17

すのす

0
ネタ本として。財務は財務、という面もあると思う。2015/11/22

okadaisuk8

0
官僚のストレスフルな出世双六を垣間見たい……という完全に下衆な動機に取ったが、採用試験のあり方から官民交流や女性登用、文理格差の是正やスペシャリスト養成に至るまで、幅広く分かりやすく、しかも情熱をこめて制度改変を説く良書でした。単なる官僚たたきの本ではないです。2015/11/04

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