出版社内容情報
名宰相・田中角榮を、傍らで47年にわたり見つめていたからこそ知る真実が著者自身の足跡とともに語られる。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サトシ@朝練ファイト
25
面白かった〜!ほぼ一気読み。角栄さんの実績からも分かるように特に外交を重視していた事が再認識できる。派閥を総合病院に例え、秘書にも言及し眞紀子氏自身の外務大臣時代も振り返る。角栄さんは「拒めない人」で角栄を出しに金儲けする連中も多く、文中に出てきた問題のある秘書とは早坂茂三の事か?天皇誕生日の祝宴で食事後「天皇陛下 万歳」と叫んだ自民党のバカ議員が三人もいたことにはとても哀しい気持ちにさせられた。2017/08/18
かおり
23
「愛人の話しだから読んでみな!」とお客さんが貸してくれたけど····どこにも愛人出てこなかった😅···それで、ロッキード事件って結局何だったんだろ?なんかいろいろ惜しい本でした。2019/02/20
けぴ
20
田中角栄さんというと、ロッキード事件を始めとする金権政治のイメージがありますが、娘の真紀子さんから見た父親としての角栄さんは人間味溢れる好人物でした。良くも悪くも個性的で現代に総理大臣をしていれば、安倍さんのようにトランプ大統領の言いなりになること無く、日本の国益の為に堂々と渡り合うことが出来るのではないか、と夢想してしまいました。2018/06/09
ライアン
19
思ったほど父角栄については語っておらず残念。眞紀子さんの結婚式での角栄氏のスピーチとか良かったけどね。娘ならではのエピソードもあって面白かったけど物足りなさは正直あるかな。眞紀子さん自体は面白い人だなとは思ったけれど2017/03/23
ケニオミ
14
身内びいきはやむを得ないと考え、その分を差し引いても、田中角榮は稀有な政治家だったことがよく伝わってきました。頭の回転は速く、スピーチはうまく、人間的な魅力には溢れ、決断力があり、人を見捨てたりはしない。ロッキード事件は一体何だったのか? 司法を捻じ曲げてまでして角榮をはめようとした工作だったように思えます。また、娘真紀子さんに対する愛情にあふれた父親だったことが印象的でした。特に真紀子さんの結婚式でのスピーチは非常に魅力的でした。ただ、もう少し表現の仕方を変えれば、もっと魅力的な本になったでしょうね。2017/06/01