出版社内容情報
機械設計者向けに、基礎工学である材料力学、伝熱工学、樹脂成形の基本と、構造解析、熱伝導解析、樹脂流動解析活用ノウハウを紹介。
目次
第1章 材料力学・機械力学(固有値解析)編(構造解析および固有値解析用CAEを対象)(材料力学・固有値計算の機械設計における役割;材料力学・固有値計算の基礎 ほか)
第2章 伝熱工学・熱応力編(熱伝導・熱応力解析用CAEを対象)(伝熱工学・熱応力の機械設計における役割;伝熱工学・熱応力の基礎 ほか)
第3章 樹脂成形編(樹脂流動解析用CAEを対象)(樹脂流動の機械設計における役割;樹脂成形(充填・保圧・収縮計算)の基礎 ほか)
第4章 品質のバラツキ原因と対策(基礎工学の数式から読み取れる、バラツキ原因の影響と評価方法;基礎工学・CAEだけでは評価できない品質のバラツキ原因と対策)
著者等紹介
岡田浩[オカダヒロシ]
1965年生まれ。福岡県出身。技術士(機械部門)。1991年に電機メーカーに入社。金属・樹脂材料の加工の影響を考慮した強度・疲労寿命予測、電子機器の放熱対策などに取り組むとともに、構造・熱・樹脂流動CAEの社内外の教育・推進に従事した。現在は、「金属・樹脂製品の加工法の研究・開発」「CAEを用いた設計・生産工程革新活動」に従事している。社外では、NPO法人CAE懇話会の関西支部幹事などでCAE推進活動にも携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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vinlandmbit
45
図書館本。構造解析を知る必要が出て来て基礎から学ぶべく手に取り読了。構造解析に必要な基礎工学について丁寧に解説してくれています。2021/02/23
さわら
0
構造、熱、樹脂流動、ばらつきと対策の4部構成。 基礎的な内容だが、それぞれの項目で本になりそうなのをまとめて1冊になっているのが良い。 工学的な基礎はあるけれとそれをCAEに適用するには?を知るには良いと思う。2023/02/19
まつ
0
ほぼタイトルで期待した内容でした。それぞれに必要な深い話はかいつまんでいますが、ポイントを押さえた内容になっていました。この一冊だけでは足りなさすぎますが、この一冊が手元にあると、どこを掘り下げていくのかの手掛かりになる気がします。有限要素法の学び方と非線形構造解析の学び方の前に一読したい内容でした。2020/09/30