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出版社内容情報
カーボンナノチューブの特性、製造方法などの基本知識とともに、応用、さらには今度の展開などをやさしく解説する。
目次
第1章 カーボンナノチューブとは(カーボンナノチューブとは;ナノカーボン3兄弟―フラーレン、カーボンナノチューブ、グラフェン;カーボンナノチューブの構造―単層と多層 ほか)
第2章 カーボンナノチューブの応用(カーボンナノチューブと複合材料―実用化は進むが、分散に課題も;電池;ワイヤーハーネス、送電ケーブル、配線材料 ほか)
第3章 カーボンナノチューブの事業化・応用事例―NEDOプロジェクトで製品化を目指す企業紹介(日本ゼオン株式会社―スーパーグロース法カーボンナノチューブ(SGCNT)量産化工場の実現
株式会社名城ナノカーボン―単層カーボンナノチューブ「MEIJO eDIPS」の量産工業化へ向けた開発
株式会社GSIクレオス―カップ積層型カーボンナノチューブ超高分散体の開発 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
28
2016刊行。ナノメートル(10億分の1m)単位で生成されるカーボンナノチューブ(CNT)。最小の炭素分子で組み上げられた、特性は鉄や銅など従来の素材を上回り、様々な分野に応用できると期待され、実用、量産の目処がついた当時。1991年、日本人によって発見され、実用化を期待されたが、技術的コスト的問題が、25年を経ての現状を紹介する。主に技術開発と将来の展望。発見者、発明者、研究者の方々のインタビュー。CNTを扱う企業の紹介。それから約10年。国の支援の気配もないなら、株を買って応援しても損はない技術。2025/01/19