出版社内容情報
ヨウ素がどのようなものか、どんな機能があるか、また各分野においてどのような使われ方をしているかを丁寧に解説する。
内容説明
ヨウ素は地球を駆け巡る。ヨウ素は現代の情報機器には欠かせない。日本は世界第2位のヨウ素生産国。ヨウ素で雨を降らせる。宇宙船の浄水はヨウ素で…知りたいことがよくわかる。
目次
第1章 ヨウ素ってなんだろう
第2章 身の回りのヨウ素
第3章 電子・情報材料を支えるヨウ素
第4章 ヨウ素で分析する
第5章 革新的な工業技術はヨウ素から
第6章 健康を保つにはヨウ素が必要
第7章 野菜の生産や家畜の飼育にもヨウ素
第8章 次世代技術はヨウ素から
著者等紹介
海宝龍夫[カイホウタツオ]
1976年大阪大学工学部修士課程修了、1976年三井東圧化学株式会社(現三井化学)入社。1979年~1982年マサチューセッツ工科大学理学部化学科客員研究員、1995年三井東圧化学株式会社主席研究員、2001年~2003年千葉大学共同研究推進センター客員教授。2004年関東天然瓦斯開発株式会社入社、2009年関東天然瓦斯開発株式会社理事。2012年日本天然ガス株式会社取締役。2015年株式会社合同資源・技術顧問。理学博士(大阪大学)。技術士(科学部門)。ヨウ素学会理事(事業委員長)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
27
海宝龍夫 #技術士 #説明歌 沃素水チリ硝石から生産す最初フランスクールトア発見 再循環沃素回収濾過分解アルカリ吸収沃化ナトリウム アレルギー欠乏症は索引にあるのになんでアレルギーない2017/01/07
kenitirokikuti
4
図書館にて。同シリーズの「フッ素」に続いて手にした。ハロゲン、つまりフッ素、臭素、ヨウ素、塩素、アスタチンなので、似た感じというわけだ▲ヨウ素はこういう採掘資源にしちゃ珍しく日本が有力な産地で、千葉県の九十九里浜の天然ガス地層から採れるそうな(古代海水)。2020/07/12
とわも
0
ヨウ素が千葉の名産ということで読んでみた。物質としてのヨウ素の項よりもヨウ素化合物の利用やヨウ素化合物を用いた合成の話が多かったような気がする。一般向けというよりも有機化学の教科書のハロゲンの章の副読本だと視野が広がっていいのではないか。2018/04/03