目次
第1部 管理会計のあるべき姿(何故、付加価値なのか?;誤った判断を導く固定費配賦 ほか)
第2部 付加価値会計のコンセプト(固定費と配賦の問題;原価計算において解決すべき課題 ほか)
第3部 付加価値会計で回すPDCA(あしはら製作所の戦い)(PLAN編;DO編 ほか)
第4部 進化する管理会計(生産方式の変遷に応じた原価計算;様々な管理会計セオリーとの調和 ほか)
著者等紹介
吉川武文[ヨシカワタケフミ]
公認会計士。東京工業大学工学部修士卒。エンジニアとして三菱化学株式会社、太陽誘電株式会社に勤務。新製品開発や革新的な生産技術の開発に従事。数十億円規模のコストダウンや自動化の成果により三菱化学プレジデント表彰などを受賞。特許出願多数、1級保全技能士など。原価計算を研究し業務の傍ら公認会計士試験に合格した後、有限責任監査法人トーマツにて勤務。財務監査、内部統制監査、国連の排出権審査(CDM)などに従事。日本公認会計士協会の経営研究調査会サステナビリティ保証専門部会に参加。公認会計士登録の後、大手電気メーカーの生産技術部部長を経て、現在は横河ソリューションサービス株式会社にてコンサルタントとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そろけん
7
我が社の会計は全部原価計算である。製造拠点が複数に跨っており、また複数のビジネスユニットを有しているため、技術部門の私には固定費の配賦がどのようにされているのか全くもって分からない。付加価値会計では原価計算から固定費と労務費を切り離しており、損益を圧迫している要因が分かりやすくPDCAを回しやすい。まずは自分なりに付加価値会計を作ってみようと思う。2021/10/27
もりー
2
原価計算業務に携わるほどに、その仕組みに疑問が湧いてくる。そんな疑問を解決する手掛かりを教えてくれる一冊。また、自社の状況を鑑みたとき、これをどうにか改善しなければという意欲も湧いてきた。本当に管理すべき事は何であるか、そんな事を考える刺激ももらった。2016/09/22
rh1
0
前半はなかなか読み進まなかったが、具体例がストーリー仕立てで始まる後半からは急に分かりやすくなった。でも経営者がこんなに協力的なことって…普通なの?2018/12/18