目次
1 世界の会社の共通言語・お金(製造業の2つの宿命―製造業は固定費業;コロンブスの成果報告―貸借対照表の成り立ち ほか)
2 本当にコストダウンになってますか?(誰だって早く会社を黒字にしたい!―損益分岐点と固定資産;そのコストダウンは順調ですか?―原価差異とPDCA ほか)
3 そのプロジェクトをどう評価する?(設備投資は決意表明!―設備投資評価という壮大なはったり;本当は怖い自動化の話―見果てぬ夢「自動化工場」 ほか)
4 地球の未来と会社の未来(今度こそ石油がなくなる?―材料費突出の背景;気候変動という巨大なニーズ―危機か?チャンスか? ほか)
著者等紹介
吉川武文[ヨシカワタケフミ]
公認会計士。東京工業大学工学部修士卒。エンジニアとして三菱化学株式会社、太陽誘電株式会社に勤務。新製品や生産技術の開発に従事。数十億円規模のコストダウンや自動化の成果により三菱化学プレジデント表彰などを受賞。特許出願多数。1級保全技能士、エネルギー管理士など。原価計算を研究し業務の傍ら公認会計士試験に合格した後、有限責任監査法人トーマツにて勤務。財務監査、内部統制監査、国連の排出権審査(CDM)などに従事。日本公認会計士協会の経営研究調査会サステナビリティ保証専門部会に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ノンミン
3
管理会計の基礎を勉強したいと思い読みました。お金の管理をしっかりと見える形にすることが大切とわかりました。2022/06/19
knht
0
原価管理について実務に関連して説明してくれている。わかりやすい。2017/09/18
Hisao Chugun
0
「技術者のための会計の本」。まえがきにそうある。会計に疎い技術畑の人はぜひ読んでほしい本だし、このわかりやすい解説なら十分読みこなせるはずだ。しかし、経理や企画など管理畑の人が読んだほうが有効性はさらに高い。第一章はすでに知っていることだろうが、その他の部分、特にカイゼンの限界や自動化の問題点など現場を知っているからの指摘だろう。数字だけを見てしまいがちな管理部門とっては耳が痛い話もある。生産や開発の前線に立つ現場と管理部門が、同じ目線で経営を考えるためには必読の書。 2017/05/06
brillian
0
原価管理を、学問的ではなく実務的に書かれたものであり、また折に触れて読み替えしたい本です。 2016/01/16
hirotow
0
管理会計の視点から、製造業におけるカイゼン活動による効率化のメリットは限界を迎えており、R&Dの成果活用なくして生き残れない時代が来ている。その意思決定のために管理会計的な考え方が必要。管理会計にとどまらず、研究開発が可能という製造業の特徴や、世界の動向まで踏まえたスコープの広い論を展開している。2019/06/16