出版社内容情報
"光触媒は光に当たると、働き始める触媒であり、光を吸収してエネルギーが高まり、それを反応物質に与えて化学反応を起こす。近年の研究進展でダイオキシン処理、大気浄化などの環境面からの貢献が期待されている。基本の原理から製品応用まで幅広く解説。
内容説明
光触媒が働くためには光が必要で、有害物質が接触してこないと分解できず、正しい使い方をしなければ効果が発揮できない。本書では、初心者が光触媒の全体を正しく把握できるように、光触媒について網羅している。
目次
第1章 光触媒って一体、何?
第2章 光触媒素材にはどんなものがあるのか
第3章 光触媒はどんな用途に利用できるのか?
第4章 光触媒の応用
第5章 光触媒の実用化と製品化
第6章 光触媒の研究開発と市場動向
第7章 光触媒評価試験法の標準化と品質の規格化
著者等紹介
垰田博史[タオダヒロシ]
現在、独立行政法人産業技術総合研究所セラミックス研究部門環境材料化学研究グループ長、光触媒製品技術協議会会長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiseiok
35
仕事上で光触媒の知識を補強する必要にせまられて。ガチ専門ではないけれど、そこそこ掘り下げた事を知りたい時はこの“トコトンやさしい”シリーズか技術評論社の“一番わかる”シリーズが頼れますな。今回も本来必要な知見は勿論のこと、周辺雑学知識も知り得て楽しめた。しかしこのシリーズ、テーマをどう決めているのだろう?だってさ、めちゃざっくりした“ネジ”とか“橋”とか“機械”もあれば、ニッチ過ぎの“半導体パッケージ実装と高密度実装”なんてのもあるんですよ?後者のテーマなんぞ「トコトンやさしく」説明すんの無理じゃね?w 2020/06/29
よみよみおじさん
0
10年以上前の話ですが、これだけ進んでいたのですね。ということは今ではもっといろいろなことが進歩しているはずですね。(喜)2017/11/25
Mentyu
0
一般向けに光触媒とは何かというレベルから、実用化や応用まで解説した本。ただ、技術面や化学反応の解説の所では、ある程度の知識が要求されており、文系の自分としては読みにくい所もあった。それ以外に関しては、全てのページに図入りで分かりやすく説明されていて、とても良い本だと思う。2012/03/29
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