内容説明
数百名にのぼる関係者の証言を得ていま、ここに成る日本のコンピューター開発史―現在、“第5世代”開発中のコンピューターは、いまや名実ともに日本のリーディング産業へと成長してきた。しかしスタート時には小さな目立たない存在であった。本書は、その目立たない存在に賭けた一群の人々、経営者、研究者、学者など数百名を直接取材し、彼らの貴重な証言で綴る、生きた日本のコンピュータ開発史である。
目次
第1章 リレー計算機
第2章 真空管計算機1(FUJICと阪大コンピューター)
第3章 真空管計算機2(TAC計画)
第4章 パラメトロン計算機
第5章 トランジスター計算機
終章 コンピューター産業の時代へ