検診で使える!心電図自動診断とのつきあい方

個数:

検診で使える!心電図自動診断とのつきあい方

  • ウェブストアに5冊在庫がございます。(2025年06月06日 23時06分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B5判/ページ数 168p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784525222215
  • NDC分類 492.12
  • Cコード C3047

出版社内容情報

明日からの読影にすぐに役立つ症例集

心電図検査は,自動診断のみに頼ると思わぬ間違いをおかす.心電図の結果で着目すべき点,ほかに確認すべき点などについて症例形式で解説し,著者らが日々の臨床の中で発見したピットフォールや教訓をおしみなくご紹介いただいた.心電図を専門としない医師にも簡単に読めて,明日からの読影にすぐに役立つ一冊!


序文
 日本では健康診断の際,心電図検査を行うのが一般的ですが,健診に従事する医師が循環器を専門としていない場合も多く,一般内科医も心電図を苦手にしている場合が非常に多くみられます.
 現在の心電図は自動解析診断機能装置による診断が基本となっており,もはやその解析力も一定のレベルに達しているため,診断に困る例は少なくなってきています.しかし,自動診断のみに頼って判定を下し思わぬ間違いをおかすことが多々見受けられます.健診医,臨床医は心電図自動診断に加えて他の検査データや病歴などの臨床背景を考慮した上で総合的な判定結果を下す必要があり,いわば心電図自動診断との上手な付き合い方を学ばねばなりません.換言すれば,診断や治療のAIをいかに上手く使いこなすかということにも共通する課題です.
 本書では自動診断の結果で注目すべき点,加えて確認すべき点などについて症例形式で解説し,重要な関連事項も明示します.著者らが日々の臨床の中で発見したピットフォールや教訓を惜しみなく紹介します.心電図の基本的な読み方は知っているが,心電図を基本としない医師,研修医や臨床検査技師の方々にとって簡単に読めて,明日からの読影に少しでもお役にたてるよう願って編集しました.
 本書は2年にわたって「月刊保団連」に連載された「心電図の生き字引」および「診療研究に掲載されたいくつかの原稿に加筆修正を加え再構成したものです.
2020年2月 三原 純司


目次
本書を読む前に
症例1 陳旧性心筋梗塞と異常Q波
症例2 これってホントに左室肥大??―ニセの左室肥大を見抜くコツ―
症例3 中年女性の摩訶不思議なST-T変化
 コラム 中年女性のST-T変化は運動負荷でさらに下がる!
症例4 高血圧症例の検診心電図にみられた陰性U波―56歳女性―
症例5 心電図自動診断における心筋梗塞との診断をうのみにしない
 コラムaVR誘導
症例6 肥満による異常Q波
症例7 完全左脚ブロック(その1)
 掘り下げ解説① 完全左脚ブロックについて(その1)
症例8 感染左脚ブロック(その2)
 掘り下げ解説② 完全左脚ブロックについて(その2)
         ―間欠性左脚ブロックからレブ病,ルネーグル病まで―
症例9 レブ病
症例10 巨大陰性T波
 掘り下げ解説③ 巨大陰性T波について
症例11 左房負荷(拡大)のみの心電図自動診断があったら何を考えるか
 掘り下げ解説④ 巨大陰性T波とたこつぼ症候群
症例12 肥大型心筋症の診断―異常Q波の鑑別診断(非梗塞,非肥満例)―(その1)
症例13 肥大型心筋症の診断―異常Q波の鑑別診断(非梗塞,非肥満例)―(その2)
症例14 ブルガダ症候群(その1)
 掘り下げ解説⑤ ブルガタ型心電図波形について(その1)
症例15 ブルガダ症候群(その2)
 掘り下げ解説⑥ ブルガタ型心電図波形について(その2)
症例16 心室期外収縮
    ―検診で心室期外収縮と非特異的T波異常と自動診断された事例にどう対処するか―
 掘り下げ解説⑦ 心室期外収縮をどう判断するか
症例17 上室期外収縮について―不整脈を気づかせてくれた自動診断の実例―
症例18 左脚前枝ブロックについて
    ―「-75°」の孤立性左脚前枝ブロックをどう解釈するか―
症例19 心室内伝導遅延(その1)―QRS幅が128msで心室内伝導遅延が認められるが,
    健診無症状なのでこのまま放置してよいか?―
症例20 心室内伝導遅延(その2)―要精検とすべき心室内伝導遅延症例とは?―
 掘り下げ解説⑧ 心筋症について
症例21 心室内伝導遅延(その3) ―心室内伝導遅延にプラスして高度の軸偏位は要注意―
 掘り下げ解説⑨ septal qを通して心室中隔をのぞき,心室内伝導遅延から心室筋を探る
症例22 キザキザハートは心筋症(その1)
症例23 ギザギザハートは心筋症(その2)
 掘り下げ解説⑩ 拡張相肥大型心筋症
 コラム CRTDの適応
症例24 心室期外収縮(その1)
症例25 心室期外収縮(その2)
症例26 完全右脚ブロック+左軸偏位の心電図を見たら忘れてはならない大切な定石がある(その1)
症例27 完全右脚ブロック+左軸偏位の心電図を見たら忘れれはならない大切な定石がある(その2)復習
 掘り下げ解説⑪ 心筋症と心電図
おさらい講義1 誰でもわかる心サルコイドーシス症(その1)
おさらい講義2 誰でもわかる心サルコイドーシス症(その2)
症例28 検診の心電図でST低下を見た際の鑑別診断をどうしたらよいか?(その1)
症例29 検診の心電図でST低下を見た際の鑑別診断をどうしたらよいか?(その2)
 掘り下げ解説⑫ アルドステロンと抗アルドステロン薬の進歩
 コラム レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系だけではない昇圧・臓器障害作用
 コラム アルドステロンが増加せずにMR活性が上昇する状態
おさらい講義3 房室ブロックのいろいろ
症例30 房室ブロック(その1)
症例31 房室ブロック(その2)
 掘り下げ解説⑬ 房室ブロックについて
症例32 心房細動(AF)
 掘り下げ解説⑭ 心房細動と脳塞栓
おさらい講義4 DOACの動向
おさらい講義5 DOACの使い分けと扱い ―スコアからの選択と目的別選択―
症例33 QT延長症候群
 掘り下げ解説⑮ QT延長症候群について
症例34 WPW症候群
症例35 心アミロイドーシスは健診心電図でほぼ診断できる!
    ―とくに重要なコンビネーション診断―
 掘り下げ解説⑯ 心電図所見と心アミロイドーシス
コラム 関口教授のミニ講義 アミロイドーシス
おさらい講義6 漏斗胸
コラム 超高齢者で注意すべき心電図所見

巻末資料

著者あとがき

最近チェックした商品