抗凝固療法の神話と真実―適切な心房細動管理のために

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抗凝固療法の神話と真実―適切な心房細動管理のために

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  • サイズ A5判/ページ数 155p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784524255153
  • NDC分類 493.23
  • Cコード C3047

出版社内容情報

心房細動診療に長年携わってきた著者が,一般内科医が抱きがちな思い込み(神話)に対する“真実”を科学的視点から解説.心房細動診療に長年携わってきた著者が,一般内科医が抱きがちな思い込み(神話)に対する“真実”を科学的視点から解説.「DOACはモニタリングできないから使いにくい」「ワルファリンはビタミンKで中和できるからDOACより安全」などの“神話”を取り上げた.より正確な根拠をもってワルファリンとDOACを使い分けるための知識が身につき,読んですぐに実践できる.

【内容目次】
プロローグ
第I章 神話と真実を巡る旅?出発前の準備
 1.心房細動と心原性脳梗塞
  A.疫学?割り切って理解し,患者に説明する
  B.CHADS2スコア
  C.なぜ発作性と慢性で脳梗塞の発生率が変わらないか
  D.なぜ心房細動に抗凝固療法が必要なのか
  E.ペースメーカー治療が教えてくれたこと
 2.抗凝固療法のリスク・ベネフィット?治療には常に両面がある
  A.予防効果か副作用か
  B.抗凝固療法の普及の妨げ
  C.抗血小板療法と抗凝固療法
  D.CHADS2スコア1点の症例に対するワルファリンのリスク・ベネフィット
 3.CHADS2スコア0,1点に対する抗凝固療法の重要性
 4.抗凝固療法と抗血小板療法の併用?併用がいかに危険か
  A.DAPT
  B.ステントにワルファリンは無効,DAPTが必要
  C.PCI後の抗血栓療法
第II章 ワルファリン神話の時代
 1.凝固系とワルファリン治療?ワルファリンについて知っておくべきこと
  A.凝固系
  B.ワルファリンの作用
  C.ワルファリンの使い方
  D.ワルファリンと食品との相互作用
  E.ワルファリンの代謝
  F.ワルファリンの用量の個人差
  G.PTとINR
  H.APTT
  I.ワルファリンのモニタリング?なぜPT-INRを用いるのか
  J.ワルファリン治療のTTR
  K.PT-INRによるモニタリングの限界
 2.DOAC出現前?ワルファリンしかないとどうなるか
 3.腎機能低下例における抗凝固療法?ワルファリン療法の危険性
  A.クレアチニン・クリアランスの意味と問題点
 4.出血した場合の対応と中和?ワルファリンのビタミンKによる中和に関する誤解
  A.ワルファリンのビタミンK製剤投与による中和
  B.血液凝固因子複合製剤の投与
  C.DOACの中和薬
 5.手術時の対応?ワルファリン服用患者は大変
  A.手術時におけるワルファリンの問題点
  B.DOACを用いる利点
  C.多くの手術においてヘパリン・ブリッジは有害
 6.ワルファリンにまつわる数多の神話?ワルファリンを適切に使うには
  A.ワルファリンはモニタリングできるからといって,安全に使用できる訳ではない
  B.ワルファリンコントロールが安定しているからといって,DOACに変更する必要がない,とはいえない
  C.高リスク例だからといって,モニタリングできるワルファリンを選択して弱めにコントロールしたほうがよい訳ではない
  D.ワルファリンは半減期が長いからといって,コンプライアンスのわるい症例にも安全に使える訳ではない
  E.腎機能低下例だからといって,ワルファリンを使用したほうが安全な訳ではない
  F.ワルファリンは骨粗鬆症を進める
  G.ワルファリンの効果過剰時の対応とビタミンKによる中和
第III章 DOACの出現?新たな抗凝固療法の幕開け
 1.DOACの総論?臨床試験の結果をどう読むか
  A.治験データの解釈
  B.DOACの薬理動態の違い
  C.ワルファリンと比べ半減期が短いDOACでは抗凝固作用が持続していないので問題がある,という勘違い
  D.DOACに何を求めるか
  E.1日1回投与と2回投与のどちらがよいか
  F.医師には無理にワルファリンをDOACに変更する権利はない
  G.飲み忘れを防ぐには
  H.minor bleedingで服薬を中止させない
 2.DOACで頭蓋内出血が少ない理由?DOACで頭蓋内出血が少ない訳ではなく,あくまでもワルファリンとの比較
  A.ワルファリンとDOACの頭蓋内出血についての比較
  B.DOACの頭蓋内出血率が低いといってもあくまでもワルファリンとの比較
  C.DOACは消化管出血に注意
 3.なぜDOACにモニタリングが不要なのか?現状ではDOACのモニタリングは有害無益
  A.DOACのモニタリングの問題点
  B.ヘパリンのモニタリング
  C.凝固因子活性抑制率や血中濃度でDOACの効果を測れるか
  D.事故発生率の問題
  E.DOACのモニタリングは有害無益
 4.DOACの各論
  A.ダビガトラン(プラザキサ)
  B.リバーロキサバン(イグザレルト)
  C.アピキサバン(エリキュース)
  D.エドキサバン(リクシアナ)
 5.抗凝固薬の費用対効果
  A.薬剤の費用対効果についての考え方
  B.ダビガトラン(プラザキサ)
  C.リバーロキサバン(イグザレルト)
  D.アピキサバン(エリキュース)
  E.エドキサバン(リクシアナ)
 6.ダビガトランのブルーレターの解釈と予防治療の認識?事故を完全に防ぐことはできない
  A.ダビガトランに対するブルーレター
  B.予防とは何か
第IV章 旅の終わりに
 1.それでもワルファリンはなくならない?DOACだけでは対応できない場合
  A.抗凝固療法の選択肢を持つこと
  B.弁膜症性心房細動
  C.ワルファリン処方に習熟する必要性
 2.結論,単純にいえば
エピローグ
索引

石川 利之[イシカワ トシユキ]

目次

第1章 神話と真実を巡る旅―出発前の準備(心房細動と心原性脳梗塞;抗凝固療法のリスク・ベネフィット―治療には常に両面がある ほか)
第2章 ワルファリン神話の時代(凝固系とワルファリン治療―ワルファリンについて知っておくべきこと;DOAC出現前―ワルファリンしかないとどうなるか ほか)
第3章 DOACの出現―新たな抗凝固療法の幕開け(DOACの総論―臨床試験の結果をどう読むか;DOACで頭蓋内出血が少ない理由―DOACで頭蓋内出血が少ない訳ではなく、あくまでもワルファリンとの比較 ほか)
第4章 旅の終わりに(それでもワルファリンはなくならない―DOACだけでは対応できない場合;結論、単純にいえば)

著者等紹介

石川利之[イシカワトシユキ]
横浜市立大学附属病院循環器内科教授。1982年横浜市立大学医学部卒業。1990年横浜市立大学医学部病院助手。1992年横浜市立大学医学博士。1994年横浜市立大学医学部附属浦舟病院第二内科講師。2000年横浜市立大学医学部内科学第二講座講師。2001年横浜市立大学医学部第二内科CCU助教授。2013年横浜市立大学医学部循環器腎臓内科学准教授、横浜市立大学附属病院循環器内科部長。2016年横浜市立大学附属病院循環器内科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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