内容説明
西洋では古くからあったと考えられる痛風が日本で注目されたのは明治以降です。明治、大正、昭和と時代が現在に近づくにつれ、痛風患者の数はおどろくほどの勢いで増えました。今や関節炎をおこす病気の代表格であるとともに、代謝病、成人病としても重要な位置をしめるまでになってしまいました。本書は、このように非常に一般的となった痛風について、主として患者さんを読者と想定して書いたものです。
目次
1 痛風はどんな病気か
2 痛風の症状を知ろう
3痛風発作はどうおこるか
4 発作以外にどんな症状があるか
5 尿酸が痛風の原因
6 尿酸とは何か
7 痛風の奥にひそむ原因(一次性痛風と二次性痛風)
8 遺伝、環境、食事と痛風
9 大事な検査と診断
10 痛風の診断法
11 尿酸値の読みかた
12 腎臓と尿路結石のチェック
13 痛風で合併しやすい他の病気のチェック
14 段階をおって痛風、高尿酸血液の治療をすすめる
15 痛風発作の治療
16 尿酸代謝障害の治療
17 痛風治療の悪い例
18 痛風の合併症の予防と治療
19 痛風によく似た病気のみわけかた
20痛風とうまくつきあう方法
21 痛風発作治療剤・尿酸コントロール剤一覧表
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